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取材報告

2012
JIRAが平成24年度定時社員総会を開催し,新会長に小松研一氏を選出

新会長に選出された小松研一氏
新会長に選出された小松研一氏

  一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)は2012年6月4日(月)に,KKRホテル東京(東京都千代田区)で「平成24年度定時社員総会」を行った。この総会において,新会長に東芝メディカルシステムズ(株)相談役の小松研一氏が選出された。小松氏は,1949年北海道小樽市生まれ。78年に北海道大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程修了後,(株)東芝総合研究所入社。東芝那須工場X線技術部部長,経営変革統括責任者,統括技師長などを経て,2008年に東芝メディカルシステムズ代表取締役社長に就任。2010年から同社相談役となっている。

  就任の挨拶の中で,小松氏は,今年度の活動方針と事業計画を継続することが重要としつつも,変化に柔軟に対応することが大切だと述べた。また,行政や学会,他団体と連携し,日本の医療産業においての重責を果たしていくことがJIRAに求められていると強調。国際化については,世界全体を経済圏としてとらえ,DITTAなどの関係団体との活動の中で関係を強化したいとした。その上で,これらの取り組みを進めていく上,JIRAの活動基盤を強固なものにすることが大切であり,魅力ある情報発信,標準化や法整備に貢献していきたいと抱負を述べた。

  このほかの役員としては,副会長には,富士フイルム(株)の玉井光一氏(新任),(株)島津製作所の服部重彦氏,(株)日立メディコの浜松 潔氏,オリオン電機(株)の本間龍夫氏(新任)が選出された。

  なお,JIRAは,2012年4月に一般社団法人へと移行した。定時総会では,今年度の活動の基本方針と事業計画についても説明があった。基本方針としては,(1)新産業の創出,(2)産業拡大のための積極的な施策提言と推進,(3)国際化する事業への対応強化,(4)企業振興の強化,(5)JIRA活動の基盤強化,(6)コンプライアンスのさらなる徹底を掲げている。JIRAでは,この基本方針に基づき,「JIRA将来構想アクションプラン」を実行していくこととしている。

総会後に行われた表彰式
総会後に行われた表彰式


●問い合わせ先
一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)
TEL 03-3816-3450
http://www.jira-net.or.jp


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