2006 国際医用画像総合展

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GE横河メディカルシステム

 
"Radiology Re-imagined" ラジオロジーの常識を超える。イマジネーションで超える。

2005年に続き,今年の業績も非常に良く,今回の展示ブースにも新しいプロダクトが数多く出展されています。特に国内市場で一時陰りが見えていたMRIの勢いがすばらしく,トップシェアの維持に自信を持っています。日本の臨床現場の意見を取り入れ,コンパクトで細やかなアプリケーションを数多く搭載するなどして開発した日本仕様のMRIを,世界同時発売しましたが,日本市場ばかりでなく,世界中でよく売れています。(4月7日取材)

三谷宏幸 代表取締役社長

三谷宏幸 代表取締役社長
今回は世界共通のテーマである“Radiology Re-imagined”を標榜しています。今までの限界を超え,テクノロジーを大きくステップアップさせるといった意味で用いています。また,ITEMおよび学会では,大いに盛り上がりを見せている循環器領域でのMDCTにおける改良されたソフトウエアの紹介や,分子イメージングをテーマとしたセミナーを開催することでGEとしての今後の方向性を示しています。装置では,非常にコンパクトで設置性と経済性の良い4列・8列・16列のMDCT。キャビネットレスでインスタレーションが1週間で終わるコンパクトな1.5TのMRI装置。非常にエコノミーでありながらアップグレードの容易なPACSシステムなどの展示を中心に行っています。経済的でありながら高機能な装置を中心に,診療報酬改定などの状況に対応した内容になっています。(4月7日取材)

吉井雅崇 常務取締役/マーケティング本部長

吉井雅崇 常務取締役/マーケティング本部長
●CT
ボリュームCT「LightSpeed VCT」ボリュームCT「LightSpeed VCT」
瀬川晃司 CTセールス&マーケティング部Premium CT & Cardiology Grプロダクトマネージャー
(瀬川晃司 CTセールス&マーケティング部Premium CT & Cardiology Grプロダクトマネージャー)
ボリュームCT「LightSpeed VCT」では,心臓の新しいスキャン法として“カーディアック フリーズ フレーム スキャン機能”を紹介しています。これは,ヘリカルスキャンを行わずに,アキシャルスキャンを行うもので,これにより無駄な被曝を防ぎ,最大で80%もの被曝低減ができる画期的なスキャン法です。そして,心臓撮影範囲を120mmと仮定した場合に3心拍分(ビーム幅40mm)のデータで心臓全体を撮影できます。CTの新製品としては,オペレータコンソールとガントリーのデザインを一新した「BrightSpeed」を発表しています。この装置は,LightSpeedの基本的技術とともに3Dワークステーション機能も搭載しており,3D 画像処理をオペレータコンソールで行えるため,スキャンから解析までを一連の流れで行うことができるという特長を持っています。また,高速処理と使い勝手が向上したワークステーション「Advantage WorkStation VolumeShare」や,心臓解析ソフトをブラッシュアップしてより簡便にした「CardiQ Xpress」を紹介しています。

●MR
Signa EXCITE HDe 1.5T

森 達彦 MRセールス&マーケティング部フィールドマーケティンググループ統括課長
MRでは,2005年のITEMで発表して以来大変好評な「Signa EXCITE HD 1.5T」の高機能アプリ(体動を補正する“PROPELLER”,高画質な腹部のダイナミック3Dを可能にする“LAVA”など)を搭載しながら,大幅なコンパクト化を実現した 「Signa EXCITE HDe 1.5T」のコンソールを展示しています。1.5T装置としては世界で初めて機械室が不要なレイアウトが可能で,検査室の工事なしで低磁場装置の入っている部屋へ入れ替えをすることができ,インスタレーションも従来の1/3以下の1週間で可能となっています。さらに,より使いやすい操作を可能にするために,直感的に使用できる日本語表示とともに,オートボイス機能やダイナミックプランなどを搭載しています。また,HDテクノロジー搭載の3T装置である「Signa EXCITE HD 3.0T」を展示しています。全身対応用にコイルがすべてそろっており,3Tの特徴を活かした特殊な撮影だけでなくルーチン検査用として十分に使用が可能です。実際に国内で稼働している27台のうち,17台は臨床用として用いられています。
(森 達彦 MRセールス&マーケティング部フィールドマーケティンググループ統括課長)

●X-Ray
Innova3100 IQ

鎌田瑞穂 ICS営業部 Vascular Marketing Gr.
血管撮影装置では,Innova3100 IQをITEM2006と同時にリリース及び展示を行いました。また、頭腹部専用機としてInnova4100 IQも同時に発表しました。Innova3100 IQの注目される機能として,“InnovaSense”をご紹介しました。これは患者さんとディテクタの距離を一定に保つという機能で,ポジショニングが従来と比してスムーズになるだけでなく、術者がカテーテル検査に集中できる環境が構築され,最適な線量コントロールをすることで患者さんと術者の被曝低減につながります。会場では実際にモデルを用意し、体の凹凸に沿ってアーム移動するデモンストレーションを行いました。さらに,CTのような断層撮影の3D画像を,広い有効視野と速い表示時間で実現する“Innova3Dプラス”を新アプリケーションとして紹介しています。
(鎌田瑞穂 ICS営業部 Vascular Marketing Gr.)
「Definium8000」 守部芳生 DXR営業部マーケティングGr.長

一般撮影装置では,新ブランドである「Definium8000」を展示しております。
この装置の一番の特徴は,X線管サスペンションがフルオート駆動となったことで,これに新たな撮影手技に対応するためのアプリケーションを搭載しています。その1つが,従来手動で行っていた立位撮影台と臥位撮影台間のX線管の移動を自動的に行う“オート・ポジショニング機能”です。さらに,長尺撮影をフルオートで行う“オート・イメージ・ペースト機能”は,最大5枚までの連続撮影ができ,150cmの撮影範囲をカバーします。また,臨床現場で注目されている,1回の息止めで多断面断層撮影を実現する“トモシンセシス機能”も搭載しております。
(守部芳生 DXR営業部マーケティングGr.長)


●ヘルスケアIT(PACS)
Centricity PACSシリーズCentricity PACSシリーズ
大橋俊之 ヘルスケアIT事業部IT Solution営業部長
(大橋俊之 ヘルスケアIT事業部IT Solution営業部長)
今回の展示では,表示スピードに定評のあった「Centricity PACSシリーズ」の使い勝手を大幅に向上させた新バージョンを紹介しております。これは,RISと連動させることで,あらかじめ登録したレイアウトへ現在および過去画像を瞬時に表示させる機能などを持つもので,操作も簡素化しているため医師は読影に専念することができます。マンモグラフイのマンモワークフローオプションは,モニタ診断に即した最適な画像レイアウトを次々と表示することができるため,診断効率の向上が図れます。また,画像だけでなく,診療記録とかの文書類もファイリングして配信することができる統合型ファイリングシステムの “Centricity CDS”では, 電子化できない問診表や検査同意書などもスキャンしてPDF化することができるため,患者さんの画像と文書の情報がすべて一元管理できます。

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