アンギオシステム「DIGITEX Safire SP HF」は，従来のシステムよりもレスポンスを向上し，スピーディに操作できるというのが最大の改善点です。直接変換方式FPDならではの高画質を維持しつつ，デジタル処理を一新し，ライブモニタとリファレンスモニタを分散処理することで，撮影中にコンソール側で次の撮影の準備など別の作業が行えるようになりました。これにより検査効率が向上します。また，従来のシステムにも採用していた広範囲な撮影ができるRSM-DSAも可能になっています。
（澤田　弘 医療機器事業部技術部係長）

17インチ×17インチ角の直接変換方式FPDを搭載した「SONIALVISION Safire II」は，広視野の撮影が可能でご好評をいただいていた従来システムのデジタル処理を強化し，より使いやすい装置としています。OSはWindowsベースになっており，患者登録から撮影，撮影後の画像観察まで簡単に行えます。また，新システムでは，オリジナルの撮影データを高画質のままにデジタルデータとして保存できるようになりました。そのほか，食道などの連続撮影については，15フレーム/秒という高速撮影を可能にしています。
（福本　勝 医用機器事業本部マーケティング部販売促進課主任）

PET/CT「Eminence SOPHIA」シリーズは，低被曝，低ランニングコスト，省スペースをコンセプトにした製品です。他社のPET/CTと異なり，先にPETを撮影し，必要に応じて後からCTを撮影するため，低被曝での検査が可能です。また，必ずCTを撮影しなくてもよいので，ランニングコストも優れています。他社の装置はCTの分解能でPETの分解能を補うようにしていますが，「Eminence SOPHIA」はPET自体の分解能が高く，非常に小さな腫瘍も描出できます。装置そのものもコンパクトなので，例えば複数台ガンマカメラを使用している施設が，入れ替えの装置として「Eminence SOPHIA」を導入するといったことも考えられます。
（佐藤友彦　医用機器事業本部マーケティング部核医学機器開発企画担当主任）