2006 国際医用画像総合展

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ブースリポート
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キヤノンマーケティングジャパン

キヤノンマーケティングジャパン

CDXIラインナップ

 
大規模病院から在宅医療まで対応するCXDIシリーズ〜X線診断の新たなステージへ

武田 清
プロフェッショナル機器カンパニー
MBSマーケティング部MBS企画課主任
武田 清 プロフェッショナル機器カンパニー MBSマーケティング部MBS企画課主任
4月1日に,キヤノン販売株式会社はキヤノンマーケティングジャパン株式会社へと社名変更しました。新社名の下,私共はメディカルビジネスソリューションを事業ドメインとし,今後,お客様それぞれの“NEXT STAGE”をトータルソリューションと共に提供させていただくという考え方で展示ブースを構成しています。新製品としては,全世界で累積販売3000台を誇るデジタルラジオグラフィのCXDIシリーズに,新たに「CXDI-40EC」,「CXDI-50C」という2機種をラインナップしました。これは,従来よりもさらに感度を高めていますので,より低線量で撮影することができ,患者さんに優しい製品となっています。

また,X線機器によるソリューションだけでなく,キヤノングループ及びアライアンスパートナー各社様によるデジタルソリューション,画像診断システムからオフィス機器ソリューションによる“つながる医療”をご提案しています。ご来場される方の中には大規模病院から診療所,健診センターまでさまざまな医療施設の方がいらっしゃいますので,ブースではお客様別のシーンをイメージし,それぞれのシーンでキヤノン製品がどのようにご活用いただけれるかを具体的にご理解いただけるような展示を行っています。医療関連顧客に対してキヤノンはトータルでどのようなお役に立てるのか,それをお伝えしたいということです。
(4月7日取材)
●CXDI-50シリーズ
CXDI-50シリーズ
デジタルラジオグラフィの新製品「CXDI-50C」は,多用な撮影スタイルに対応するハンディタイプモデル。X線平面センサーにヨウ化セシウム蛍光体を採用した高感度イメージセンサーが搭載され,被曝線量が大幅に低減されるだけでなく,高精細な画像を得ることができる。(社)発明協会主催の平成17年度全国発明表彰式では,特に功績顕著な発明者に送られる最高位である「恩賜発明賞」を受賞した。ITEM会場には,その受賞報告と,「CXDI-50G」のカットモデルが展示され,興味深く眺めている人の姿も多く見られた。

●デジタル撮影室1
大規模病院向けに,キヤノンのPACS,ビューワ,およびそれらがRISの端末と連動している様子など,ネットワークのトータルソリューションをご提案するとともに,東芝社の一般撮影装置と管球連動させた「CXDI-40EC」の立位テーブルと臥位テーブル,さらにハンディタイプの「CXDI-31」を展示しています。大規模病院ではカセッテ撮影の場合だけCRのカセッテを使っているというケースありますが,それでは画質の均一性が取れないため,ハンディタイプの「CXDI-31」や「CXDI-50G」,「CXDI-50C」を使うことで,オールフラットパネルの検査が可能になるということをご提案しています。このコーナーと連携する院内カンファレンスコーナー(2F)では,フィルムレスワークフローにおけるオンデマンド出力として,大判インクジェットプリンタや液晶プロジェクタの新製品もご提案しています。
(武田 清 プロフェッショナル機器カンパニーMBSマーケティング部MBS企画課主任)
デジタル撮影室1

●デジタル撮影室2
田中 直樹さん プロフェッショナル機器カンパニーMBS第二営業部西日本メディカルイメージング販売課
大規模病院のように立位,臥位,カセッテのフラットパネルを買い揃える必要のない中規模病院向けに,CXDIのワンパネルのソリューションをご紹介しています。「CXDI-50G」や「CXDI-50C」などのハンディタイプのパネルを1枚導入していただくことで,必要に応じて立位と臥位,それぞれのテーブルに装填して使い分けていただくことができます。また,カセッテとしてお使いいただくことも可能です。
(田中 直樹さん プロフェッショナル機器カンパニーMBS第二営業部西日本メディカルイメージング販売課)

●クリニック
コストパフォーマンスが最も重要視されるクリニック向けにも,ワンパネルで立位も臥位も撮影できる「CXDI-50G」や「CXDI-50C」を使用した装置を展示。また,フィルムレスを実現するための方法として、電子カルテとの連携や撮影画像を必要に応じて印刷するためのインクジェットDICOMプリンタなども展示された。
クリニック

●デジタル回診車
吉田照宏 医用ビジネスソリューション営業本部MBSマーケティング部薬事・学術開発室チーフ
X線の撮影室ではフラットパネルで撮影をしていても,病室での撮影や健診などではCRのカセッテやアナログ装置で撮影しているということがありますが,その場合はやはり画質に均一性がありません。2005年から日立メディコ社と島津製作所で,小型のデジタル検診装置にキヤノンのフラットパネルを搭載していますので,それらの装置を使った回診車での撮影を想定した展示を行っています。
(吉田照宏 医用ビジネスソリューション営業本部MBSマーケティング部薬事・学術開発室チーフ)

●屋外
 健診を受けたくても自ら病院まで行くことのできない,特別養護老人ホームなどの入所者に対する出張健診を想定してX線診断装置を展示。撮影機材は折り畳み式のため,大きめのライトバンなどで簡単に出張健診を行うことができる。また,車の中にビューワを設置しておけば,出張先でもすぐにその場で画像を確認することができる(折り畳み式の機材部分は薬事未承認)。
屋外

●在宅・災害
在宅・災害
在宅医療のニーズの高まりを受けて,専用のトランクに収納できる装置を展示(薬事未承認)。2005年のパキスタン地震の際には,国際協力機構(JICA)が実際に救援活動に使用し,注目を集めた。

●デジタル健診センター
デジタル健診センターデジタル健診センター
デジタル健診センターデジタル健診センター
ブースの来場者に新しいデジタル健診のフローを体験してもらいながら,医療機器からオフィスイメージングに及ぶキヤノンのソリューションをトータル提案。被験者情報が入力されたRF-IDカードをその場で発行し,血液検査,X線検査,眼底検査,眼圧検査などのそれぞれの機器にRF-IDカードの情報を認識させることで,検診結果の発行や会計までをシームレスで行うことができる。また,フィルムレス・ペーパーレスによるコストの削減,患者取り違え防止や個人情報保護など安全性の向上,即時性の向上や効率化による患者満足度の向上やコストダウンなどにもつながる点をアピールした。

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