ITEM in JRC 2007　国際医用画像総合展－クライムメディカルシステムズ

2007 国際医用画像総合展

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クライムメディカルシステムズ

山本　登代表取締役社長

今回は，最新のマンモグラフィ画像診断ワークステーション「Infinet-Mammo（通称mammary）」を，（株）ナナオ，東京特殊電線（株）の2社のモニタを使って展示をしています。アンチグレアパネルと，マンモグラフィの読影により適していると言われるグレアパネルの画面を並べて，2つのパネルが比較できるようになっています。また，バージョンアップしたマルチモダリティ画像ビューア「Infinet-R」のほか，循環器系動画像表示システム「Infinet-C」，DICOM画像Web配信システム「Infinet-Web」，ネットワーク対応CD/DVD作成システム「Infinet CD/DVD Publisher」を紹介しています。

(4月13日取材)

●Infinet-Mammo（mammary）　　画質とレポートに改良を加え読影環境を向上

「Infinet-Mammo」は，マンモグラフィ専用に設計・開発された画像診断ワークステーション。乳房の自動位置合わせや，スキンラインの自動検出機能を有する。（株）ナナオと東京特殊電線（株）のモニタが採用されており，10bit階調以上の濃淡表現が可能でアナログフィルムに迫る画質を誇る。また，同じ被検者の過去と現在の画像を比較読影できるプロトコールが新しく追加された。読影医ごとに登録が可能で，画像の配置を各自が使用しやすいようにカスタマイズできる。検診用の所見レポート画面にも改良が加えられた。入力項目を必要最低限のものに絞り，速さと効率の良さが求められる検診において入力時間の短縮を実現している。

●Infinet-R　　高階調表示モニタを採用し，きめ細かい画像表示を実現

「Infinet-R」は，放射線科医の意見をもとに開発され，読影を効率的に行うための機能を搭載しているほか，画像処理の高速性や使いやすさにも配慮されたマルチモダリティ対応の画像ビューア。2006年秋にバージョンアップし，階調表示が従来の8bitから，「Infinet-Mammo」と同様，10bit階調以上の表示が可能になった。よりきめ細かい画像の表示が可能になったことで，画像が持つ情報を最大限に引き出した状態での読影環境を提供する。

●Infinet-C　「CAAS」のバージョンアップにより「LVA」で動画解析が可能に

「Infinet-C」は心臓の血管造影検査をはじめ，心エコー，IVUSなどのマルチモダリティ画像を1つのクライアントPCで観察できる循環器系動画像表示システム。オプションで連携が可能な機能が充実しており，心機能解析ソフトウェア「CAAS」や，カテーテル検査管理システム「CatheManager」が紹介された。「CAAS」は，動脈の輪郭を自動検出し，動脈の直径，断面積といった定量的冠動脈解析を行うソフトウェア「QCA」と，左心室の自動輪郭抽出，容積計算，壁運動解析を行うソフトウェア「LVA」がセットになった製品。従来のバージョン2から5にアップし，近くリリースされる予定。バージョン5では，静止画の解析のみだった「LVA」で，動画の解析が可能になる。

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