RSNA2007スペシャル

日立メディコ
 

■超電導磁石型オープンMRIのOASISが登場

 日立メディコの展示コンセプトは,“Proven Outpatient Imaging Expertise”。米国でのユーザーはイメージングセンターが多いが,それらの施設での評価の高さをPRしており,ブース内では同社の米国でのユーザー施設が1500施設を超えたことが紹介されていた。今後は,病院市場にも力を入れていくという。
 今回,同社が新製品として発表したのが,超電導磁石型オープンMRIのOASISである。Altaireの後継機種となっている。磁場強度は1.2Tで,オープンタイプのMRIとしては,世界最高である。最大静磁場強度33mT/m,スリューレート100T/m/sで,1.5T同等以上の画質を実現している。また,上下44cmのガントリ開口部と270度オープンとなるピラーデザインにより,被検者の視野が大きく確保されるほか,IVRも行いやすいよう配慮している。さらに,左右動機能を有するベッドを備えている。米国で先行販売しており,その後日本を含め,全世界での販売も視野に入れている。MRIは,ほかにもECHELON Vega,AIRIS Eliteがブース前面に展示されていた。
 CTは,すでに日本国内でも販売しているECLOS 16が展示されていた。日本では,4,8,16スライスのラインナップがあるが,米国では市場ニーズから16スライスのみの展開になっている。
 このほか,超音波装置では,HI VISION 900を用いたエラストグラフィの紹介が行われた。同社が他社をリードするエラストグラフィであるが,今後は,乳腺だけでなく,甲状腺,前立腺,肝臓及び皮膚領域(メラノーマ)等多くの診断分野での有効性を実証してもらえるようさらに働きかけ,世界各国でエラストグラフィに対する認識を深めていきたいとしている。

OASIS
OASIS

ECLOS 16
ECLOS 16

HI VISION 900
HI VISION 900

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