RSNA2008スペシャル

Canon USA, Inc(キヤノン)
 

■ポータブル分野でのラインナップの充実を進める

キヤノンは,今年DR装置の提供を開始して10年目を迎えた。そして,1940年に医療機器事業に参入してから68年となる。ブース内では,キヤノンの医療機器やDR装置の歩みを紹介するパネルなどが展示されて,その歴史を振り返るコーナーが設けられた。

   
キヤノンブース
キヤノンブース
ブース内に設置されたキヤノンの歩みの年表
ブース内に設置されたキヤノンの歩みの年表
 

展示では,今年6月に日本国内でも発売した小型のDRである「CXDI-60G」を新製品として紹介した。パネルサイズは23cm×29cmで,四肢,幼児などの撮影向けに開発された。これをポータブルX線撮影装置と組み合わせて使用する。

また,ポータブルX線撮影装置では,GE社製のアナログ装置をアップグレードして,デジタル装置にした製品を紹介していた。

新製品としては,「RadPro Mobile 2」(日本国内薬事未承認)を出展した。院内での利用を考え,手押し用のハンドルを稼働させることが可能。体格の大きな被検者向けにX線の最高出力を上げている。

小型のDRのCXDI-60
小型のDRのCXDI-60

GE社製のアナログ装置をアップグレードしたシステム
GE社製のアナログ装置をアップグレードしたシステム

一般撮影装置としては,立位に43cm×43cmのFPDを搭載した「CXDI-40EC」,臥位に35cm×43cmのFPDを搭載した「CXDI-50C」を組み合わせた「RadPRO Elite XA」(日本国内薬事未承認)を展示した。

ポータブル装置を早くから手がけてきた同社だけに,一日の長がある。今後もポータブル分野に優れた製品を投入していくことが期待される。

一般撮影装置のRadPRO Elite XA
一般撮影装置のRadPRO Elite XA

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