手術室向けソリューション CuratOR(EIZO)
最新心臓血管外科手術における画像情報の集約化と高精細大型モニターが果たす役割

2015-2-1

EIZO

手術支援


島根県立中央病院は,2012年12月に,手術室向け画像表示モニター60型ワイドRadiForce LX600Wを2台,47型ワイドRadiForce LX470Wを1台,LMM0802を含む信号配信マネージャーとその周辺デバイス1式を手術室に導入。心臓血管外科医長の上平 聡先生に,約1年間使用した感想をうかがいました。

導入理由

最新心臓血管外科手術における画像情報の集約化
ステントグラフトを用いた胸部や腹部大動脈瘤手術では,生体情報,心拍出量,BIS(麻酔深度),INVOS(脳組織酸素飽和度),経食道超音波装置,電子カルテ(特にCT,MRIなどの画像情報),術野カメラ,血管内超音波(IVUS)装置,CR用の透視モニターなど複数のモニターが必要になります。一体モニターはいくつあるのだろう? 何とか集約化したいと常々思っていました(図1)。
専用のハイブリッド手術室を作ると,ほかの領域の手術室として利用しづらく,手術室全体の稼働率が低下する可能性があります。また,膨大なコストと工期がかかり手術が止まってしまいます。そこで,既存の手術室をハイブリッド化する「モバイルハイブリッドコンセプト:フラットパネルモバイル型血管造影装置で稼働可能+透視専用の手術台+手術内の画像情報の集約化(情報のハイブリッド化)」を実現したいと考えました。
このコンセプトで,重要なデバイスが大型モニターです。あらゆる情報画像が1台のモニターに集約されて表示可能なこと,各画面サイズが自由にレイアウト可能であること,広視野角かつIVRが鮮明な画像であること,これが大型モニターに求められた条件です。
60型モニターの天吊り設置は,土日だけの作業で3週間,6日間の工期で完成しました。ハイブリッド手術室新設と比較して,手術を止めることなく安価に導入することができました(図2)。

図1 麻酔科医周辺の各種モニター

図1 麻酔科医周辺の各種モニター

図2 手術室のモニターを中心とした全景

図2 手術室のモニターを中心とした全景

 

導入効果

手術時間の短縮,手術手技のレベルが向上
大きなモニターが目の前に設置できることで,情報がすべて術者の眼前に提供され,非常に手術がやりやすくなりました(図3)。すでに100例近いステントグラフト内挿術を行っていますが,手術時間が全体的に1時間程度短縮されました。また,下肢動脈の治療の際は,血管造影装置と大型モニターを通常と反対サイドに自由にレイアウト可能である点も,モバイルハイブリッドの大きな利点だと考えています。
大型モニターを使うことで,私だけではなくスタッフ全体の手術手技のレベルが向上した点も大きいと思います。情報が全員で共有化できるので,手術の進行度や問題点が即座に把握可能となり,スタッフ全体の知識の向上と経験の蓄積の結果,教育的効果が上がりました。設置にも時間がかからず,動脈瘤破裂など急患手術に即座に対応可能になったことも大きいですね。

図3 ステントグラフト内挿術中の様子

図3 ステントグラフト内挿術中の様子

 

導入製品紹介(図4)

1.RadiForce LX600W
60インチ画面に4K解像度(8メガピクセル)の情報表示を実現。さまざまな映像情報を一画面に集約する,手術室向け大型モニター。
2.RadiForce LX470W
47インチ画面にフルハイビジョン映像を明るく鮮明に表示。DICOM Part 14に準拠する,手術室向けモニター。
3.LMM0802
さまざまなシステムから送信される画像データを集約し,フレキシブルな操作を可能にする,8メガピクセルモニター用の信号配信マネージャー。

図4 RadiForce LX600W(上),LMM0802(下)

図4 RadiForce LX600W(上),LMM0802(下)

 

●問い合わせ先
EIZO株式会社
本社:〒924-8566 石川県白山市下柏野町153
営業1部モダリティ・ORソリューション課(東京)
TEL 03-5715-2014
URL http://www.eizo.co.jp

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