iRad®-RS(インフォコム)
「iRad®-RS」に蓄積されたデータを活用した診療放射線技師の業務分析

2020-2-3

インフォコム

線量管理


診療放射線技師業務実態調査報告(JART:February.2018Vol.65/No.784)において,診療放射線技師の人員不足,年次有給休暇取得日数10日以下,超過勤務の増加などが報告されており,医療安全の視点からも診療放射線技師の業務環境の改善が求められている。一方,画像診断・放射線治療の技術は高度化しており,専門性の追求や機器品質管理へのウエイトは増加傾向にある。今回,業務プロセス分析のために活用できる放射線情報システム「iRad®-RS」の機能についてご紹介したい。

データピックアップ機能(図1)

iRad®-RSに搭載されているデータピックアップ機能は,蓄積されたデータを活用するための汎用データ抽出ツールである。さまざまな条件で抽出したデータをExcelのツールと組み合わせて簡単に集計処理が行える。例えば,RISには検査の各ステップにおけるタイムスタンプが自動的に保存されており,これらのデータを出力・分析することで,業務手順の見直しに活用できるだろう。データピックアップ機能は,使用頻度の高い抽出条件と抽出項目をセットにして登録しておくことで,ワンクリックで集計から分析までが可能となっており,さらに抽出からグラフの出力までをセット登録することで,簡単に所望の結果を出力することができる。例えば,モダリティ別の検査所要時間や検査室別の混雑状況分析,個別の撮影項目による所要時間の差など,さまざまな視点で蓄積データを可視化することができるので,勤務体制や人員配置,検査業務のプロセス解析などに活用いただけると考える。
また,同一データベースで動作する放射線レポーティングシステム「iRad®-RW」で蓄積したデータもiRad®-RSのデータと複合的に分析することで,検査開始からレポートの報告までの一連の業務プロセスを分析することができるだろう。

図1 データピックアップ機能

図1 データピックアップ機能

 

機器点検・管理機能(図2)

近年の装置の高度化・高精度化に伴い,日常的な機器点検・管理業務が重要となっているのは言うまでもない。iRad®-RSの機器点検機能は,医療機器の点検や不具合・修理記録を登録・管理することが可能となっており,記録を基に故障件数や平均ダウンタイムなどの統計データの出力ができる。人員補填などの検討をする時に病院上層部は検査件数実績などだけで必要人員数を検討しがちであるが,装置の日常的なメンテナンスの必要性およびそれにかかる労力を可視化したデータとともに提示することで,適正人員を確保するためのエビデンスとすることができるだろう。

図2 機器点検・管理機能

図2 機器点検・管理機能

 

適正な人員配置のための第一歩として,現状の業務プロセスを可視化し改善点を見つけ出す「業務プロセス分析」が不可欠である。日常的に業務で蓄積したデータを多角的に分析することで,適正な人員配置を検討,改善し,働きやすい労働環境を整備していくことが大切であると考える。

 

●問い合わせ先
インフォコム株式会社 ヘルスケア事業本部放射線システム営業部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル
TEL 03-6866-3790
URL https://service.infocom.co.jp/healthcare/

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(ITvision No. 41 / 2020年2月号)
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