DOSE(販売元:東陽テクニカ/開発元:Qaelum)
放射線科の業務を改善する線量管理システム「DOSE」

2019-11-20

東陽テクニカ

線量管理


線量管理の目的は「被ばく線量の最適化」,すなわち適切な線量で診断に十分な画質を得ることであるが,それには線量情報の収集だけでなく,線量情報の分析,分析結果のフィードバックが必要である。線量管理システム「DOSE(ドーズ)」は,線量管理が義務化されている欧州において600施設以上で使用されており,さまざまなモダリティに対する線量情報の“収集”“分析”“フィードバック”を一元的に実施し,患者様の被ばく線量,放射線科業務の最適化に貢献する。

複数の手法による“収集”

DOSEはCT,血管撮影装置,マンモグラフィ,一般撮影装置,核医学装置など,マルチモダリティ対応の線量管理システムである。線量情報のフォーマットはDICOM Radiation Dose Structured Report(以下,RDSR)が基本であるが,古い撮影装置には対応していないものも多く存在する。DOSEはRDSRのほか,Modality Performed Procedure Step(MPPS)・DICOMヘッダ・Dose Report(スクリーンキャプチャ)によるデータ収集にも対応しており,単・複数の情報源から必要な情報を取得する。また,撮影装置ベンダー・モデルに依存せず,院内のさまざまな撮影装置の線量管理が可能である(図1)。

図1 さまざまな撮影装置の線量管理が可能

図1 さまざまな撮影装置の線量管理が可能

 

先進的な“分析”

線量管理はまず診断参考レベル(diagnostic reference level:DRL)との比較が基本となる。CTなどは検査プロトコール単位での比較が必要であるが,施設や装置によって独自のプロトコール名を使用していることがほとんどであることから,DRLと比較するためにはまずこれらを対応させなければならない。撮影装置によって日本語の対応・非対応もあるため,プロトコール名を統一するのは非常に大変である。DOSEはプロトコール名のグループ化機能を持っており,あらかじめ対応表を設定しておくことで,自動的に医療被ばく研究情報ネットワーク(J-RIME)のプロトコール名に紐づけることが可能である。また,それぞれプロトコールがDRLの範囲内であったかどうかについても,一覧で簡単に確認できるようになっており,手間のかからない線量管理を可能とする。
また,size-specific dose estimaties(SSDE),水当量補正(SSDEWED)の自動算出,システムに内蔵されたボクセルファントムモデルを用いてCT検査やIVRの実効線量・臓器線量の自動推計も可能であり,患者様の体型を考慮した,より精度の高い線量管理を実現する(図2,3)。

図2 CT実効線量・臓器線量の推計

図2 CT実効線量・臓器線量の推計

 

図3 IVR実効線量・臓器線量の推計

図3 IVR実効線量・臓器線量の推計

 

わかりやすい“フィードバック”

DOSEはWebシステムであるため,院内のさまざまな端末からアクセス可能である。そのため,線量情報に関する日常的な確認はもちろんのこと,患者様への被ばく状況の説明にもご使用いただける。数値だけでなく,グラフやマップで結果を示すため,患者様に認識しやすい説明が可能である(図4,5)。さらに,設定した閾値を超えた検査の一覧表示や自動通知する機能を有しており,迅速に結果をフィードバックすることができる。
また,適切な線量管理には撮影装置の品質管理も大きくかかわってくる。DOSEは線量管理だけでなく,撮影装置の品質管理情報を記録することも可能である。いつ・どの装置で・どんな問題が発生したか,いつ修理が完了したか,などの情報を記録することで,院内の情報共有がスムーズに行える。

図4 IVR入射皮膚線量マップ・照射角度割合解析

図4 IVR入射皮膚線量マップ・照射角度割合解析

 

図5 患者単位の線量レポート

図5 患者単位の線量レポート

 

●問い合わせ先
株式会社東陽テクニカ ライフサイエンス&マテリアルズ(メディカルグループ)
TEL 03-3245-1351
http://www.toyo.co.jp/medical

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