クラリス・ジャパン,COVID-19への対応としてカスタムアプリケーションの提供を支援

2020-4-7

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)

クラリス(FileMaker)


クラリス・ジャパン(株)では,COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大で影響を受けている行政,教育,福祉,そして特に医療関係者への支援がとても重要であると考えている。同社は社員の安全を確保しつつ,事業を行う地域社会の人々の健康を守ることに努め,テクノロジーや,情報インフラを提供することで,COVID-19に対峙する環境で働く人々への支援に取り組む。同社は過去の大規模災害においても被災地域や共同体をIT分野で支援したが,今日のCOVID-19に関する世界的な状況に直面し,再び社会的な支援を行う。

同社は,COVID-19の影響を受ける医療機関,行政機関,教育組織,災害対応に当たる人たちをサポートするために,Clarisコミュニティの開発者と連帯してカスタムアプリケーションの提供を支援する。Clarisコミュニティから提供されるサービスには,プロトタイピングと開発のサポート,クラウド環境の提供,リモートサポートおよび必要に応じたソフトウェアライセンスの貸与を含む。

様々な組織が COVID-19の封じ込め対策を行う中,多くの医療機関や行政機関ではリソース不足からITを活用した業務の効率化が求められており,こうした状況を解決すべく同社の専門性を活かした支援を提供する。本プロジェクトは緊急性を要する案件を優先するが,Clarisコミュニティを活用してFileMaker認定デベロッパを結集し,困難に直面した組織・団体をできる限り支援する。このプロジェクトによる支援を希望する団体組織の担当者は,メールアドレス tjapan@claris.com宛に連絡。

クラリス・ジャパンの米国本社であるClaris International Inc.においては,本プロジェクトにおいて米国内で既にいくつかの本プロジェクトを開始している。また,日本国内のプロジェクトとしては,2020年2月12日に,日本集中治療医学会のJIPADワーキンググループリーダー橋本悟医師(京都府立医科大学附属病院集中治療部)より,全国のCOVID-19重症患者対応のためのベッドを管理する目的で,ECMO管理アプリケーションの作成および運用の依頼があり,下記3社の協力のもと,2月19日より稼働した。現在は,日本呼吸療法医学会,日本集中治療医学会,日本救急医学会での理事会承認を経て,450医療施設において医療機器関連情報の共有に役立てられている。橋本医師は,今回のプロジェクトについて次のように述べている。「アプリケーション作成の打ち合わせからわずか3時間で自分が思い描いた管理項目がクラウド環境に構築され,Webブラウザからアクセスできるようになったと同時に各学会の意見を収集しながら,1週間で多くの機能が搭載されたカスタムソフトウェアが実装されました。全国の病院への情報配信や情報収集に役立ち,ECMO netの運用に貢献できたことに感謝しています」

【日本集中治療医学会新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する理事長声明】
https://www.jsicm.org/news/statement200401.html

【アプリ構築運用ボランティア協力会社】
株式会社ジュッポー・メディカルソリューション(大阪市北区)
TXP Medical株式会社(東京都中央区)
クラリス・ジャパン株式会社(東京都港区)

 

●問い合わせ先
クラリス・ジャパン(株)
tjapan@claris.com
https://www.claris.com/ja/

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