介護業界でも進む働き方改革

2018-10-15


介護現場にも働き方改革の波(カナミックネットワークのブース)

介護現場にも働き方改革の波
(カナミックネットワークのブース)

社会全般で働き方改革の大きなムーブメントになっている中,人材難が指摘されている介護業界にもその波が押し寄せている。国際福祉機器展会場でも,ICTや見守りセンサーなどのIoT,ロボットを活用して,スタッフの負担を軽減したり,人手不足を補ったりする製品やサービスが注目を集めた。

クラウド型サービスを展開するカナミックネットワークは,外国人スタッフを受け入れる施設向けに,多言語に対応したシステムをPRした。システム画面に日本語に加えて,ほかの言語も表示する。英語,中国語,ベトナム語,ビルマ語が表示できる。同社のクラウドサービスでは,人材紹介も行っている。また,多忙な医師が対面でのカンファレンスに参加しなくても情報を共有できるようにする「在宅医療向けテレビ会議システム」も紹介していた。

また,NDソフトウェアは,介護システムなどへの記録を効率化する音声入力支援システム「Voice fun(ボイスファン)」をPRした。AIエンジン「Qlofune(クロフネ)」(アイフォーカス・ネットワーク)を搭載し,高い認識率を誇る。キーボード操作に不慣れなスタッフでも容易に記録作業が行えるようになるなど,働きやすい環境づくりに貢献する。

働き方改革を進める技術として,見守りセンサーも多くの企業が展示していた。このうち,ノーリツプレシジョンの「Neos+Care(ネオスケア)」は,現在200施設が導入している。入居者の起床,離床,転倒・転落などを室内にあるセンサーが感知して,スタッフのスマートフォンに通知する。スタッフステーションのモニタ上でも,入居者の状況を確認できるため,夜間の巡回などを効率化できる。2018年度の介護報酬改定でも,見守りセンサー導入施設での夜間の人員配置の要件が緩和された。今後もスタッフの負担軽減のために,見守りセンサーの導入が進むと思われる。

カナミックネットワークの「在宅医療向けテレビ会議システム」は医師の負担を軽減

カナミックネットワークの「在宅医療向けテレビ会議システム」は
医師の負担を軽減

 

音声入力で記録作業を効率化する「Voice fun(ボイスファン)」

音声入力で記録作業を効率化する「Voice fun(ボイスファン)」

 

夜間の巡回を省力化できる「Neos+Care(ネオスケア)」

夜間の巡回を省力化できる「Neos+Care(ネオスケア)」


国際福祉機器展 H.C.R.2018
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