ITEM2014 富士通 取材速報
PACSや地域連携ネットワークソリューションを中心に展示し,電子カルテとの高い親和性をアピール


2014-4-12


富士通ブース

富士通ブース

富士通は,病院情報を包括的に管理する医療情報ソリューションとして,医用画像ソリューション(PACS)「HOPE DrABLE」や,地域医療ネットワーク「HumanBridge EHRソリューション」,中規模病院向け電子カルテシステム「HOPE EGMAIN-LX」を中心に展示した。

画像システム,レポートシステム,検像システムのすべての機能を兼ね備えたHOPE DrABLEは,電子カルテシステム「HOPE EGMAIN-GX」との高い親和性を特長としており,“統合ビュー”機能では,患者ごとに生理,内視鏡,病理,放射線関連画像などのすべての画像情報を電子カルテモニタ上に,時系列で検査種別ごとに一覧表示することができる。RISは,放射線情報システムとしての通常のRIS のほか,放射線治療を支援するためのRISも用意されており,RISの画面から電子カルテの情報を呼び出すこともできる。これにより,RIS側から電子カルテのプロファイル情報を更新したり,治療時の副作用などの情報を即座に電子カルテに反映させることができる。今回は参考展示ではあるが,RISから電子カルテに看護記録を簡単に残せる機能も紹介された。通常のRISについては,検査スケジュールに搭載されたプレビュー機能により,各患者の実施画面を開かなくても,検査の概要が簡単に参照できることがアピールされた。このほか,マンモグラフィ専用ビューワなど,他社製品とのスムーズな連携も可能となっている。

中規模病院向け電子カルテシステムHOPE EGMAIN-LXは,“生体・画像オプション”が新たに登場し,RISとPACSの機能がオプションとして追加可能となった。PACSにはHOPE DrABLE-GXのビューワの機能が搭載されており,部門システムとしてPACSを導入するよりも,低価格で高機能なPACSビューワを使用することができる。

地域医療ネットワークHumanBridge EHRソリューションは,中核病院と診療所間での診療情報の共有を目的としている。電子カルテや放射線検査画像参照,読影レポートなどの相互参照が可能なほか,他社の地域医療ネットワークとの連携も可能である。

このほか,モバイル端末で院内の診療情報の参照を可能にする「HOPE PocketChart」や,エルゴトロン社のモニタアームによる省スペースなモニタレイアウトなどが紹介されていた。

医用画像ソリューション(PACS)「HOPE DrABLE」

医用画像ソリューション(PACS)
「HOPE DrABLE」

放射線治療RISの治療計画画面

放射線治療RISの治療計画画面

   
RISのプレビュー機能 画面右側に各検査の情報がプレビュー表示される。

RISのプレビュー機能
画面右側に各検査の情報がプレビュー表示される。

HOPE DrABLE-GXと他社の専用ビューワとのスムーズな連携をアピール

HOPE DrABLE-GXと他社の専用ビューワとの
スムーズな連携をアピール

 

HOPE EGMAIN-LX“生体・画像オプション”

HOPE EGMAIN-LX“生体・画像オプション”

 

HumanBridge EHRソリューション

HumanBridge EHRソリューション
検査一覧(カレンダー:左)や画像(右)が相互に参照できる。

 

HOPE PocketChart

HOPE PocketChart

 

●お問い合わせ先
富士通株式会社
住所:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティーセンター
URL:http://jp.fujitsu.com/


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