ITEM2019 ケアストリームヘルス 取材速報 
AIのPACSワークフローへの統合など先進技術で画像診断業務を支援するアプリケーションをアピール


2019-4-13


ケアストリームヘルスブース

ケアストリームヘルスブース

ケアストリームヘルスは,「Whatever You’re Facing, Let’s Talk it Through」をテーマに展示した。2019年3月8日に,Carestream Health(米国)のヘルスケアITシステム(HCIS)事業がRoyal Philips(オランダ)へ売却されることが発表された。発表では2019年下半期に事業売却が完了する方針でそれまでは独立して営業を継続するとされている。国内では2016年から事業領域をHCISに集中しており,今後の動向が注目される。同社の河野亨事業部長は,「日本ではHCISのほかにもCR・DRやプリンタのメンテナンスなどの部隊があり,ケアストリームヘルスからHCISの組織がフィリップスへ移り,法人としては残ることになる。ヘルスケア領域において幅広い事業領域で大きなビジネスを展開するフィリップスの傘下に入ることは,ケアストリームヘルスの持つHCISの特徴をさらに大きく展開できると期待している」とコメントした。

展示では,“Clinical Collaboration Platform”として医用画像情報システム「Vue PACS」や放射線情報システム「CARESTREAM RIS-J」の新機能を中心に紹介した。今年のITEMのトピックスともいえるAIへの取り組みとしては,RSNA2018でも紹介されたゼブラ・メディカル・ビジョン(ゼブラ社)のAIエンジンのVuePACSへの統合,自社開発の病変管理機能(リージョンマネジメント)やCTのspine自動ラベリングなどを紹介した(すべてW.I.P.)。画像データをサーバに登録した段階でAIによるスクリーニング終了しており,ワークリストオーケストレーターのワークリスト上には優先順位などをつけて表示される。

CARESTREAM RIS-Jでは,検査データと連動した注意喚起,読影医師によるプレチェック機能,RI薬剤管理など,画像診断管理加算3の算定に必要とされる情報管理を支援する機能を中心に紹介した。

VuePACS/VueMotionで画像を共有してディスカッションを可能にするチャット機能

VuePACS/VueMotionで画像を共有してディスカッションを可能にするチャット機能

 

同じくVuePACS/VueMotionでの画面共有機能

同じくVuePACS/VueMotionでの画面共有機能

 

自社開発のAIとしてspine Labelingの自動化機能を紹介

自社開発のAIとしてspine Labelingの自動化機能を紹介

 

ゼブラ社のAIエンジンをVuePACSに統合

ゼブラ社のAIエンジンをVuePACSに統合

 

CARESTREAM RIS-Jのプレチェック機能

CARESTREAM RIS-Jのプレチェック機能

 

CARESTREAM RIS-Jからサードパティの線量管理システムとの連携を実現

CARESTREAM RIS-Jからサードパティの線量管理システムとの連携を実現

 

RI薬剤管理業務に関するさまざまな帳票類を用意

RI薬剤管理業務に関するさまざまな帳票類を用意

 

●お問い合わせ先
社名:ケアストリームヘルス株式会社
住所:東京都江東区冬木11-17 イシマビル
TEL:03-5646-2500
URL:http://www.carestream.jp/


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