ITEM2021 SyntheticMR 取材速報 
1回の撮像で9つのコントラスト強調画像とマッピング画像を取得でき,定量評価も可能な“SyMRI NEURO”


2021-4-18


SyntheticMRブース

SyntheticMRブース

スウェーデンの産業都市リンシェーピング市に本社を構えるSyntheticMRは,今回初めてITEMに出展した。同社が展開するのが,ワークステーション用のソフトウエアである“SyMRI NEURO”だ。GE社と提携し,“MAGiC”の名称でMRIに搭載されているソフトウエアである。

SyMRI NEUROは,頭部MRIにおいてmulti delay multi echo(MDME)シーケンスにより,1回の撮像でT1WI,T2WI,T1W FLAIR, T2W FLAIR,PDWI,T2W STIR,PDW STIR,Double IR,PSIRの計9つのコントラスト強調画像を取得できる。これにより撮像時間を大幅に短縮。また,同時に複数の画像を取得できるため,位置ズレなども生じない。

さらに,T1,T2のマッピング画像も同時に取得することが可能であり,1回の撮像で形態評価に加えて性状評価も行える。

加えて,組織の定量値を計測できるほか,白質,灰白質,脳髄液の容積を測定可能で,セグメンテーションも行える。

このSyMRI NEUROは,すでに米国や欧州では約1500施設で導入されており,日本では2020年に薬機法を取得し,すでに大学病院など数施設で利用されている。

“SyMRI NEURO”は白質,灰白質,脳髄液の容積測定やセグメンテーション,ミエリン量の測定が可能

“SyMRI NEURO”は白質,灰白質,脳髄液の容積測定やセグメンテーション,ミエリン量の測定が可能

 

撮像時間の短縮をアピール

撮像時間の短縮をアピール

 

●お問い合わせ先
社名:SyntheticMR AB
URL:https://www.syntheticmr.com/


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