RSNA2013 ケアストリームヘルス - X-ray
移動型X線診断装置に搭載可能な小型FPDと,ソフトウエアの新機能を紹介

2013-12-6

ケアストリームヘルス

X線装置


移動型X線診断装置「DRX-Revolution Mobile X-Ray システム」

移動型X線診断装置
「DRX-Revolution Mobile X-Ray システム」

RSNA 2013 [第4日目:12月4日(水)]

Carestream Health(ケアストリームヘルス)のX線撮影装置では,2013年1月に日本国内での販売を開始したワイヤレスFPD搭載の移動型X線診断装置「DRX-Revolution Mobile X-Ray システム」を展示した。DRX-Revolutionは,女性技師でも容易に扱えるようにパワーアシストを実装。カート本体と管球に搭載した19インチと8インチのカラー液晶タッチモニタで,撮影条件の変更や撮影画像の確認を行うことができる。さらに,キーレスエントリーを採用したことでICチップでキーの解除と認証を行えるなど,機動性の高い装置となっている。

18cm×24cmの小型FPDを搭載したNICU向けの提案

18cm×24cmの小型FPDを搭載したNICU向けの提案

従来からあった有効視野25cm×30cmサイズのワイヤレスFPD「DRX-1」に加え,NICUや整形領域などのニーズに応える有効視野18cm×24cmの小型FPDが日本でも薬事承認を取得し,日本と海外で販売を開始している。

ケアストリームヘルスでは,CRやDR,移動型X線診断装置などのデジタルX線ソリューションで同一のソフトウエアを使用しているが,今回新しい機能を追加したバージョン5.7が発表され,今後,日本国内/海外でのリリースを予定している。
新しく搭載される機能の一つが「Chest Bone Suppression」。胸部画像に対して適用することで,骨除去画像を得ることができる。特にポータブル撮影は,病棟や手術室などのポジショニングが困難となる場所での撮影や,あまり線量を照射できないこと,また,チューブが挿入されている場合など,良くない条件下で撮影することが多く,十分な画質の取得が困難な場合もあるが,Chest Bone Suppressionを用いることで,肺野の観察がしやすくなる。

胸部の元画像(ファントム)

胸部の元画像(ファントム)

Chest Bone Suppressionを適用した骨除去画像

Chest Bone Suppressionを適用した骨除去画像

 

このほか,一般X線撮影装置として,1枚のFPDを臥位,立位,取り外しての撮影に使用でき,オート撮影が可能な「DRX-Evolution DR Room」(日本国内での発売は未定)などが展示された。

一般撮影装置最上位機種の「DRX-Evolution DR Room」

一般撮影装置最上位機種の
「DRX-Evolution DR Room」

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