ホーム の中の 取材報告 の中の RSNA2009の中の Carestream Health,Inc(ケアストリームヘルス)−半切サイズのワイヤレスFPDが新製品として登場

RSNA2009

■Carestream Health,Inc(ケアストリームヘルス)
半切サイズのワイヤレスFPDが新製品として登場

RSNA2009 [第4日目:12月2日(水)]

Carestream Healthブース
Carestream Healthブース

昨2008年のRSNAで,W.I.Pで発表されたカセッテと同じ半切サイズのワイヤレスFPD「CARESTREAM DRX-1 System」が,新製品として登場した。また,このDRX-1を使用する立位,臥位のDR装置も展示し,CARESTREAM DRX-1 Systemも含めた全体のシステムの名称を,「CARESTREAM DRX-Evolution」と紹介していた。CARESTREAM DRX-1 Systemは装置から出し入れすることができるため,CR撮影と同様のワークフローでの使用が可能。持ち運びも容易である。また,CARESTREAM DRX-1 Systemはカセッテとまったく同じサイズであるため,CRやアナログのカセッテを使用していた既存の装置でそのまま,CARESTREAM DRX-1 Systemを使用することができる。コストをかけず,DR装置へと移行することが可能である。CARESTREAM DRX-1 System,CARESTREAM DRX-Evolutionとも,米国ではすでに発売を開始している。日本では,CARESTREAM DRX-1 Systemについて,2010年中の発売をめざしている。

 
CARESTREAM DRX-1 System CARESTREAM DRX-Evolution
CARESTREAM DRX-Evolution
CARESTREAM DRX-1 System

CARESTREAM DRX-1 Systemを搭載したポータブルのX線撮影装置も紹介(W.I.P)。CRやアナログカセッテを使用していた既存の装置にCARESTREAM DRX-1 Systemを追加して使用することが可能なため,装置の買い替えが必要ない。CARESTREAM DRX-1 Systemを搭載したGE社製とシーメンス社製の装置を紹介していた(日本では発売未定)。

CARESTREAM DRX-1 Systemを搭載したGE社製の装置
CARESTREAM DRX-1 Systemを搭載したGE社製の装置

発売中のCARESTREAM PACSの最新版バージョン11をRISと組み合わせて展示した。CARESTREAM PACS バージョン11は,三次元処理から二次元の読影環境まで,すべて1つのコンピューター上で提供する。ビューワのアプリケーションとして三次元処理機能が組み込まれているため,高速な画像処理が可能。ウィンドウを切り替えることなく,同じウィンドウ上に三次元と二次元の画像を表示することができ,二次元の画像を参照しながら,三次元の画像処理を行うことや二次元画像と三次元画像の比較読影などができるほか,心臓解析のツールや大動脈解析ツールなどの解析ツールも充実している。また,簡便な操作性も特長。“less click”をコンセプトに開発されており,できるだけマウスの動線を短く,かつ,1つのワークフローや読影をするにあたり,クリック数をいかに短くするかということが人間工学的に考えられている。

さらに使いやすさを向上した画面構成のCARESTREAM PACS バージョン11.1(来年発売予定)も展示していた。バージョン11.1では,例えば,過去の検査履歴の表示ウィンドウが大きくなり,画像をサムネイル表示できるようになるなど,より多くの情報量を表示できるようになっている。

CARESTREAM PACS バージョン11
CARESTREAM PACS バージョン11

このほか,CARESTREAM PACS にビルドインすることが可能な,心臓の動画を扱うアプリケーションやマンモグラフィ用のアプリケーションを紹介していた。


PACSに搭載できる心臓の動画を扱うアプリケーション(写真左)やマンモグラフィ用のアプリケーション(写真右)を紹介 PACSに搭載できる心臓の動画を扱うアプリケーション(写真左)やマンモグラフィ用のアプリケーション(写真右)を紹介
PACSに搭載できる心臓の動画を扱うアプリケーション(写真左)やマンモグラフィ用のアプリケーション(写真右)を紹介

このほか,同社がアメリカ,フランス,スコットランドで開始しているデータセンターの紹介を行っていた。データセンターでは,DICOM画像はもちろん,JPEG,Word,PDF,読影レポートなどを預かり,必要に応じてユーザーに配信することで,病診・病病連携にも貢献する。


▲ページトップへ
▲RSNA2009トップへ