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RSNA2010

■Konica Minolta Medical Imaging(コニカミノルタエムジー)
  3kgを切るワイヤレスFPD「AeroDR」を発表

RSNA2010 [第2日目:11月29日(月)]

  コニカミノルタにとって最大の目玉と言えるのがワイヤレスFPDの新製品「AeroDR」である。“Smarter, Lighter, Faster”というキャッチフレーズを与えられた同製品は,重量が3kgを切ってわずか2.9kgという軽量化を実現している。また,バッテリは30分でフル充電することが可能で,使用方法にもよるが120枚の撮影が行える。FPDの寸法はカセッテサイズのため,既存の撮影装置のトレイに搭載することができ,ハードウエアの資産を無駄にすることなく使用できる。国内ではすでに薬事承認を受けており,来春の国際医用画像総合展(ITEM)がお披露目の場となるだろう。

Konica Minolta Medical Imagingのブース
Konica Minolta Medical Imagingのブース
小型軽量で,バッテリなど使い勝手にも優れたAeroDR
小型軽量で,バッテリなど使い勝手にも優れたAeroDR

  会場内には,AeroDRに併せて,新型コンソールも発表された。「CS-7」と名づけられたこのコンソールは,CR装置のコンソールとしても使用でき,FPDとCRを併用するというフレキシブルな運用を可能にする。こちらも来春には日本国内で発表される予定である。このほか,ブース内には,AeroDRと組み合わせて使用することができる立位・臥位の撮影装置「Xpress DR」(日本国内薬事未承認)も展示された。

AeroDRに対応したコンソールCS-7
AeroDRに対応したコンソールCS-7
米国市場で展開するXpress DR
米国市場で展開するXpress DR

  一方で,今回の展示には,CR装置の新製品もお目見えした。“Tabletop CR Reader”(日本国内薬事未承認)と呼ばれる新型CRは,デスク上に設置できるほどのコンパクトな筐体を採用している。重量は30kg以下で,寸法は20インチ(W)×24インチ(D)×14インチ(H)。14インチサイズで1分間に40枚というスループットである。日本では「REGIUS Unitea」として展開している診療所向けのCRコンソール,ビューワ,ファイリング機能のオールインワン端末「ImagePilot」と組み合わせて使用する。日本国内では来春には登場する可能性がある。

Tabletop CR Readerと呼ばれる卓上のCR装置
Tabletop CR Readerと呼ばれる卓上のCR装置

 会場ではこのImagePilotとともに国内でも展開している「infomity」を,今年から米国で展開するということで積極的にPRしていた。infomityは「データバンクサービス」や「連携BOXサービス」を開始したということもありユーザー数を増やしており,日本国内では2000以上のユーザーがいるという。

米国での展開を開始したinfomity
米国での展開を開始したinfomity

 このほかブース内では,同社独自の位相コントラスト技術を搭載したマンモグラフィ装置「REGIUS PURE VIEW タイプM」を展示していた。

米国での販売をめざすREGIUS PURE VIEW タイプM
米国での販売をめざす
REGIUS PURE VIEW タイプM

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