GEヘルスケア・ジャパン

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Technical Note

2008年2月号
特集−Cardiac Imaging最前線−循環器画像診断の到達点− W Cardiac Imaging最新技術動向−各社モダリティ別技術紹介

MRI−MR Echoを用いた心臓検査効率の向上

「Signa HDx」は,心臓専用フェイズド・アレイ・コイルと,心電図を安定かつ確実に取得できるVector ECGを採用し,高精細な心臓画像を提供します。また,心臓MRI検査に特化した最新のシーケンスとソフトウエアを搭載することにより,心臓MRI検査の時間効率の向上に貢献します。

●MR Echoによる心機能検査

MR Echoは,心臓の検査で最も手間のかかる位置決めの作業から始まり,虚血性心疾患の検査に必要なシーケンスを一貫して同一のユーザーインターフェイス上で行えるため,検査の時間効率を向上します。
最大秒間20枚のリアルタイム撮像が可能です。心臓の位置決めを容易に行うことができるだけでなく,FIESTAを用いているため,状態の悪い患者さまにはそのままシネ画像として使用することも可能です。
また,位置決めと同一のプラットフォームを用いて,シネ,パーフュージョン,late gadolinium enhancement(LGE)の検査を行うことができます(図1)。2D FIESTA法を用いたパーフュージョン検査では,アーチファクト(高濃度造影剤通過時の内膜下に見られる低信号)も少なく,高精細かつ高分解能な心筋パーフュージョン画像を得ることができます。

図1 MR Echoのプラットフォーム
図1 MR Echoのプラットフォーム

●ReportCARDによる心機能解析

ReportCARDソフトウエアを用いることによって,左室機能解析やLGE画像の解析などを容易に行うことができ,得られた解析結果のレポート出力も可能です。さらに,Multi Series Viewer機能により(図2),restおよびstress perfusion画像のシネ表示を同時に行うことができ,診断の効率化に貢献します。

図2 ReportCARDのMulti Series Viewer
図2 ReportCARDのMulti Series Viewer
上段:パーフュージョン
中段:シネ
下段:LGE


【問い合わせ先】 MRセールス&マーケティング部  TEL 0120-202-021