日立メディコ

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Technical Note

2011年1月号
高次脳機能障害の画像診断:特に認知症,ADの早期発見に向けて

NIRS−光トポグラフィ装置「ETG-4000/7100」

光トポグラフィ装置「ETG-4000/7100」●光トポグラフィ装置の特長

光トポグラフィ装置は,近赤外光を用いて頭部のヘモグロビン濃度変化量を計測する装置で,脳の活性化状態を可視化できます。脳の活性化状態を可視化するモダリティには,MRI,PET,SPECTなどいくつかありますが,光トポグラフィの特長は主に以下の点となります。(1) 微弱な光の照射であり安全性が高い,(2) 被験者の姿勢などに制限が少ない,(3) シールドなど特別な設備は不要,(4) 時間軸情報が高いサンプリング時間で得られる,(5) 移動型機器です。

●ETG-4000/7100の特長

  • 被験者に装着するプローブは,短時間で簡単に装着が可能
  • 画面操作は,階層を複雑にしない簡単操作を実現
  • リアルタイムにデータを表示
  • ビデオ同期機能により,被験者のパフォーマンス確認可能
  • MRI画像との重ね合わせ表示が可能

課題呈示システム
課題呈示システム

●応用分野

これらの特長を生かしてさまざまな研究に活用されていますが,近年,精神科分野で2009年に“光トポグラフィ検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助”として,精神科分野で初めて群馬大学が先進医療の認可を受けました。
精神科分野で信頼性が高いデータ収集と解析データ提供するために,計測アプリケーション機能やレポート表示機能を開発し製品化しています。
ETG-4000/7100は,その特長から,認知症など多くの分野での活用が期待されています。

解析・レポートシステム
解析・レポートシステム


【問い合わせ先】 応用機器開発室光トポグラフィグループ  TEL 04-7131-4191