シーメンス・ジャパン株式会社

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Technical Note

2008年8月号
特 集−Women's Imaging 2008−Vol. 3 Breast Imaging

PET/CT−より小さな腫瘍検出にPET・CT装置TruePoint Biograph 6/40/64

● 高感度・高分解能型検出器による高画質

PET検出部には,感度・分解能に優れたLSOクリスタルが搭載され,微小な病巣検出において優れた性能を発揮します。これにより,部分容積効果の影響を小さくするだけでなく,ノイズ成分の大幅な削減により,よりコントラストの高い鮮明なPET画像を実現します。乳がんFDG-PET検査による良悪性の診断,転移の検索,治療効果の判定などへ,優れた画質により的確な診断をサポートします。

● 低投与量・短時間撮影を実現するTrueV

PETでは,体軸方向に約16cmの撮影を7〜8回繰り返して全身撮影を行い,一般に1度の撮影を2分行うため,トータルの検査時間は約20分になります。
これに対し“TrueV”は,検出器リングを増やすことにより体軸方向視野が33%(21.6cm),3D収集感度が50%(FDG 185MBq投与時)向上し,スループットを約200%向上することができます。これにより,検査時間を短縮し被検者の負担を軽減,もしくは少ない投与量でも高画質の撮影を行うことができます。

TruePoint Biograph
TruePoint Biograph

● PSFを用いた新しい画像再構成技術

PETでは検出器に斜入するガンマ線に対して,その角度が大きいほど入射位置を誤認識する問題があり,撮影視野の辺縁部では分解能が劣化してしまいます。
これに対し,新しい画像再構成技術“High-Definition PET Reconstruction”では,ガントリーに配置した点線源からの点広がり関数(PSF)を実測し,これを画像再構成アルゴリズムに組み込むことにより,従来よりさらに小さい病変の描出能向上を実現しています。


乳がんFDG-PET/CT&MRIのフュージョン
乳がんFDG-PET/CT&MRIのフュージョン


【問い合わせ先】 分子イメージンググループ  TEL 03-5423-8422