東芝メディカルシステムズ

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Technical Note

2010年11月号
フィルムレスPACS における検像の考え方と技術紹介

PACS−オールインワンソリューション「RapideyeCore」における検像支援機能

フィルムレス時代に入り,特に大規模システムにおいては,保存される画像データの真正性や品質確保を検像システムにより実現する形が定着し,これに伴い検像システムも高機能化が進んでいます。一方で,近年はDICOMのMWMインターフェースなどの普及によりシステム間連携が充実し,患者情報や検査情報の検査装置での手入力は少なくなって付帯情報の間違いは抑えられ,画質や付帯情報の表示に関してもシステム導入時に十分調整されてきています。また,特に小規模施設のシステムにおいては,検像の運用における技師の作業負担や導入コスト負担が問題となり,高機能な検像システムを導入,運用することが困難な場合があります。

このように,高機能な検像システムの導入が難しい環境に対し,東芝メディカルシステムズでは,画像保存,参照,レポート作成のオールインワンソリューションである「RapideyeCore」に,情報修正を基本とした簡易検像機能を標準装備し,検像システムを追加しなくても画像の付帯情報や画像表示状態を変更可能としています(図1)。患者情報や検査情報の変更,画像順序やシリーズの入れ替えができ,画像入れ替えはGUIにてドラッグ&ドロップで操作可能です。画像表示については,マーキングの記入,キー画像の設定,拡大/縮小,回転,階調に関しての修正ができます。また,システム間の互換性を高めるため,修正情報の保存はDICOMのGSPSで実現しています。

図1 付帯情報変更の画面
図1 付帯情報変更の画面

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