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別冊付録

PROLOGUE

AZE展2010開催にあたって

AZE展 2010
CTやMRIの進歩に伴う画像データ量の爆発的な増加によって,3D画像はいまや,ボリュームデータを臨床で最大限に活用するために不可欠なものとなっている。医用画像処理ワークステーション(WS)の精度や画像処理速度,機能も飛躍的に向上し,ネットワーク型WSの登場も相まって,放射線科はもとより,手術室や診察室など,院内全体で3D画像が活用されるようになってきた。
このような状況の中,WSの黎明期から医用画像処理・解析技術をリードしてきた(株)AZEは,会社設立10周年の節目を機に,2010年3月13日(土),シャングリ・ラホテル東京(東京・千代田区)において,第1回目となる画像コンテスト「AZE展」を開催した。
AZE展は,WSを使用した画像(解析)の臨床的有用性を高め,最良の画像(解析)を生み出すことを目的としており,3D画像の普及と地位向上を図る意図が込められている。WSは急速に普及してきたとはいえ,いまだ3D画像を臨床で十分に生かし切れていない施設も多い。AZE展ではWSメーカーを問わず,広くコンテストへの応募を募り,さらに,コンテストのためのチャンピオン画像ではなく,実臨床での価値の高い画像を評価し選定することで,3D画像の役割や位置づけ,意義を改めて問いかけた。また同時に,そうした画像を作るためのテクニックを,臨床に携わる多くの医療関係者で共有することをめざしている。
審査は,杏林大学医学部放射線医学教室教授の似鳥俊明氏が審査委員長を務め,画像診断および解析のエキスパートである10名の審査員によって行われた。初回にもかかわらず,150作品を超える多数の応募があり,ブラインドによる厳正な事前審査を経て19作品が入賞し,当日の最終選考会に臨んだ。

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