15Mサブピクセル独立表示を実現したマンモグラフィ専用画像診断ワークステーション「mammary」を展示した。CADレイヤーの表示にも対応するようになっている。mammaryは，マンモグラフィ専用の画像処理機能を搭載し，大容量のマンモグラフィ画像の高速処理を実現。スキンライン自動検出による乳房領域外の黒化表示，左右の乳房の自動位置合わせ，最適なコントラストに改善する処理機能などにより，読影作業をサポートする。また，専用の所見レポートシステムと読影ビューワが連動しているため，検索画面上で対象検査をクリックすると，所見レポートと画像が同時に表示される。余分な操作を軽減した快適な操作性を実現している。

　循環器系動画ビューワ「Infinet-C」に搭載可能な新たなソフトウエア「Q Angio XA」を紹介。心機能解析ソフトウエア「Q Angio XA」は，QCA（定量的冠動脈解析），LVA（左心室機能解析）などが可能である。従来のソフトウエアに対して，操作性や解析結果表示において，より使用者が使いやすい環境を実現しているという。このほかに，心血管造影画像やポリグラフなどの情報を統合管理できる機能のカテーテル検査管理システム「Cathe Manager」を紹介していた。ユーザーの声を反映させて，常に機能向上が図られている同システムは，施設のワークフローに合わせた柔軟なカスタマイズも可能である。

　マルチモダリティ画像ビューワ「Infinet-R」を展示した。ユーザーの意見を元に読影を効率的に行うための機能を搭載しており，初期表示設定，キーボードによるワンタッチ操作，心胸郭比などの計測機能，断面画像の位置表示，キー画像登録など，豊富な機能により，効率的な読影環境を提供する。また，高階調11bit表示にも対応し，よりきめ細やかな画像表示を実現するほか，読影中にボタン1つで該当患者の過去画像を参照することができる。