Boston Medical Sciences,徳洲会グループの北谷病院と大腸CT検査支援AIに関する共同研究を開始
徳洲会グループとの連携を通じた大腸がん早期発見への取り組みの第一歩として,北谷病院との共同研究を開始

2026-6-22

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Boston Medical Sciences

AIを活用した次世代大腸CT検査技術の研究開発を行う医療テックスタートアップ,Boston Medical Sciences(株)(以下「同社」)は,医療法人徳洲会 北谷病院(以下「北谷病院」,2027年度の新築移転を機にコザ徳洲会病院に名称変更予定)と共同研究を開始する。本共同研究では,同社の中核技術である大腸CT検査支援AIモデルの精度向上および臨床的有用性の評価に取り組む。同社は本共同研究を,徳洲会グループとの連携を通じた大腸がん早期発見モデルの社会実装に向けた重要な第一歩と位置付け,推進していく。

■ 背景と本共同研究の意義

日本において大腸がんは,罹患数・死亡数ともに全がん部位の中で上位を占める深刻な疾患であり,自覚症状のない段階での早期発見と早期介入が,患者予後を大きく左右することが知られている。

一方,現行の精密検査である全大腸内視鏡検査は,下剤服用などの前処置負担や検査侵襲(身体的負担)への懸念から,便潜血検査陽性者の受診率が伸び悩むことが課題となっている。その低侵襲な代替手段として注目されている大腸CT検査においても,画像読影の効率化と前処置負担のさらなる軽減が普及の鍵とされ,AI技術の活用が期待されている。

こうした課題は,地域の特性によりさらに顕在化する。沖縄県は,大腸がんによる死亡が全国でも高い水準にある地域として知られ,また多くの離島・へき地を抱える地理的特性や消化器内科医師の不足等を背景に,内視鏡を中心とした既存の検査体制では地域全域への精密検査の提供に課題があると指摘されている。低侵襲かつ専門医不在下でも実施可能な新たな検査モデルへの期待は,沖縄県においてとりわけ高まっている。

こうした全国・地域双方の課題を踏まえ,同社は沖縄県を基点として北谷病院との共同研究を開始した。本共同研究は,同社の中核技術である大腸CT検査支援AIモデルの精度向上および臨床的有用性評価を通じ,大腸CT検査のさらなる普及と新たな大腸がん早期発見モデルの社会実装に貢献することを目指す。

■ 共同研究の概要

本共同研究では,北谷病院において取得される大腸CT画像および関連臨床データを活用し,同社の中核技術である大腸CT検査支援AIモデルの実臨床に即した一層の精度向上と,患者負担のさらなる軽減に資する機能の拡張を進める。あわせて,医師および診療放射線技師を対象とした研究目的の読影試験を通じて,その臨床的有用性を評価する。

本共同研究は,徳洲会グループ共同倫理審査委員会の承認(2026年5月19日付)の下で実施し,研究期間は5年間を予定している。本共同研究で得られる成果を踏まえ,徳洲会グループの他施設をはじめとする多施設研究への拡大を含む,次フェーズの展開を検討していく。

■ Boston Medical Sciences(株) 代表取締役CEO 岡本 将輝氏 コメント

「『誰一人,大腸がんで亡くならない世界へ』というスローガンのもと,当社は非侵襲的な大腸がんスクリーニングAIシステムの研究開発を進めてまいりました。本共同研究の発足にあたり,北谷病院・仲間院長から『一緒に実現したい』とのお言葉を頂いたことは,当社にとって大変大きな励みとなりました。沖縄県を基点に,北谷病院との共同研究を通じて,当社AIモデルの実臨床に即した精度向上と臨床的有用性の検証を進め,新たな大腸がん早期発見モデルの社会実装を一歩ずつ着実に,かつスピード感をもって前進させてまいります。東上理事長をはじめ,徳洲会の皆様からの多大なるご支援に,心より御礼申し上げます」

■ 医療法人徳洲会 理事長 東上 震一氏 コメント

「がん種の中で大腸がんは罹患数が国内最多(男女合計),死亡数も2位(同)と非常に多く,検診受診率の改善と早期発見への取り組みは,地域医療における重要な課題です。当グループの北谷病院がBoston Medical Sciences社と進める本共同研究は,徳洲会全体にとっても,医療の質をさらに高めていく上で大変意義深い取り組みです。“生命(いのち)だけは平等だ”の理念の下,「いつでも,どこでも,誰でもが最善の医療を受けられる社会の実現」を掲げ,全国に94病院をはじめ400を超える医療・介護施設を展開する徳洲会グループとして,本共同研究を全面的に支援し,より多くの患者さんに新たな大腸がん検査の機会を設けることができるよう,歩を進めてまいります」

■ 医療法人徳洲会 北谷病院 院長 仲間 直崇氏 コメント

「大腸がん検査は,下剤や内視鏡検査への負担感から,受診をためらわれる方も少なくありません。特に高齢の方や離島地域では,『受けたくても受けられない』という現実の壁を感じる場面が多くあります。私はこれまで,離島医療の現場で,進行した大腸がんによって苦しむ患者さんの緊急処置に,何度も関わってきました。緊急で離島へ向かうということは,それほど苦しい状態になるまで発見できなかった患者さんがいるということでもあります。今回の研究は,単なる新しい検査技術の開発ではなく,これまで検査に届かなかった方々に,新たな選択肢を届ける挑戦だと思っています。より多くの方が,より早い段階で大腸検査を受けられるようになることで,早期発見・早期治療につながるだけでなく,その人がその人らしい生活を,住み慣れた地域で続けられる可能性を広げられます。特に離島地域において,その意義は非常に大きいと感じています。この研究には,現場で苦しむ患者さんを少しでも減らしたいという,私たち医療者の“祈り”も込められています。沖縄から,新しい大腸がんスクリーニングモデルの可能性を発信していきたいと思います」

■ Boston Medical Sciences(株)について

同社は,『誰一人,大腸がんで亡くならない世界へ』をスローガンに掲げ,AIを活用した次世代大腸CT検査技術の研究開発を行う医療テックスタートアップである。仮想的腸管洗浄AI,大腸ポリープ検出AI,画像再構成技術などのコア技術を統合した「無下剤バーチャル内視鏡™」を開発し,米国FDAのブレークスルーデバイス指定を取得するなど,国内外で開発を進めている。

 

●問い合わせ先
Boston Medical Sciences(株)
https://b-ms.tech

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