一般撮影検査も含めたトータル被ばく線量管理「ID-680DM」(コニカミノルタジャパン)

2019-5-27

コニカミノルタジャパン

線量管理


●製品概要

「ID-680DM」は,各種検査装置またはPACSより取得したDICOM RDSR情報を一元管理し,患者単位の被ばく線量や撮影プロトコールごとの線量を管理することで,医療被ばくの最適化の検討を支援するシステムである(図1)。

図1 ID-680DM線量管理画面例

図1 ID-680DM線量管理画面例

 

●製品特長

1.RDSR未対応装置の線量管理ソリューション
検査装置より出力される線量情報画像から必要な線量指標を光学文字認識(OCR)する機能を搭載。さらに,検像システムとの連携により,DICOM画像のヘッダー情報から諸情報を抽出し,不足している線量指標を追加することで線量データの管理が可能である。

2.集計機能
蓄積した線量情報を任意の期間で集計し,DRLs 2015との比較や施設が定めた基準値との比較を1クリックで行うことができる。グラフ種別として,棒グラフ・散布図・線図・円グラフなどを備えており,検査装置単位で任意のグラフ作成が行える。
頻繁に使用する条件は,プリセットキーとして登録することも可能である。

3.一般撮影用線量管理機能
X線発生装置と連携することで,撮影条件ごとに実施線量(kV,mA,sec,mAs)を管理し,内部で算出した入射表面線量も管理が可能である。
性別,年齢,体格などの条件と組み合わせたEI,DIの値も管理でき,EIT検討のツールとしても活用できる。

4.検像システムとの連携
検像時に,画像品質とともに線量情報の確認も可能。設定した閾値を超過した検査には検像システムのリスト上にアラートを表示する。異常値など統計集計の対象から外したい撮影については,検像時にグラフ適用除外設定を行うことも可能である。

 

【問い合わせ先】
ヘルスケアカンパニー 営業推進部
TEL 03-6324-1080
URL http://www.konicaminolta.jp

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(月刊インナービジョン2019年3月号 放射線線量管理システム技術解説)
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