医用画像検査の品質管理システム「onti(オンチ)」(RYUKYU ISG)

2019-5-27

RYUKYU ISG

線量管理


●概 要

現在利用中のPACSをmain-PACSとすると,「onti」はsub-PACSのような位置づけである。
標準化ではHL7,DICOM Service Class(MWM, Q/R, Storage),可搬型医用画像を示すPDI,CTなどの被ばく管理を示すREM(RDSR),核医学の被ばく管理を示すREM-NM(RRDSR)に対応ずみのため,既存のmain-PACSに加えてHIS,RIS,Modalityとの通信を実現している。図1に,ontiの概要を示す。
特に,核医学分野における手書き情報や紙で管理されていた情報を電子化することで,煩雑であった作業パターンを解消できる。加えて国際標準に基づく情報連携のため,画質指標と被ばく指標の同時管理が可能である。今後,重要視される医療安全の取り組みと評価に向けた基盤構築を支援する。

図1 ontiの概要

図1 ontiの概要

 

●ontiの主な電子化情報

・CTなどの被ばく管理
・核医学の被ばく管理
・放射性薬剤名
・放射性薬剤の投与量
・放射性薬剤自動投与装置
・各グラフ(投与量と画質など)
・医用画像
・造影剤注入装置
・造影剤アレルギー
・安全指標(MR検査,超音波検査)
・CT検診データブック
・ADA(automated data analyses)端末の計算結果の保存など

●ADA端末

・SSDE204,SSDE220の自動計算
・CT始業点検時のSDなどの自動計算
・NECpatientなどの画質指標の自動計算

*本製品の一部は,国立研究開発法人国立がん研究センター,住友重機械工業株式会社との3社共同研究に基づいて開発されています。

 

【問い合わせ先】
TEL 098-851-8544
URL https://www.ryukyu-isg.com

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