ITEM in JRC 2010

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お問い合わせ先:
株式会社ケイ・ジー・ティー
東京都新宿区新宿2-8-8 とみん新宿ビル
ビジュアリゼーション事業部 営業部
TEL 03-3225-0744 FAX 03-3225-0950
E-mail med-info@kgt.co.jp

3D画像処理ソフトウェア「Real INTAGE」をPSPのPACSと連携して展開

  ケイ・ジー・ティーは,3D画像処理ソフトウェアである「INTAGE」シリーズと,画像処理,可視化の技術を専門領域に特化して簡単な操作で提供する「Vision」シリーズを中心に展示を構成した。さらに,複数のディスプレイを組み合わせて情報を表示するシステム「xK」によるデモなどを行った。

  なお,ケイ・ジー・ティーは,5月1日付けで親会社であるサイバネットシステム(株)と合併することが決まっており,現社名での展示は今回が最後となる。本社もサイバネットシステム本社(秋葉原)に移転するが,医用画像製品関係はアドバンスドソリューション事業部のビジュアリゼーション部営業第2グループとしてそのまま事業を継続する(合併に関する詳細はこちら http://www.kgt.co.jp/article/2372/index.html)。(4月10日取材)

  タイルドディスプレイ「xK」でReal INTAGEの画像をプレゼンテーション
タイルドディスプレイ「xK」でReal INTAGEの画像をプレゼンテーション

● ピー・エス・ピーのPACSビューワからReal INTAGEと連携

  ケイ・ジー・ティーでは,3D医用画像処理ソフトウェア「Real INTAGE」について,PACSメーカーであるピー・エス・ピー(PSP)と提携して展開を図ることになり,PSPのPACSビューワとの連携を展示で紹介した。PACS,画像ビューワで定評のあるPSPに,同社のReal INTAGEを連携して展開することで,2Dから3Dまでシームレスで使い勝手のよい読影環境を提供できる。Real INTAGEで作成した3Dデータを参照できるフリービューワの「INTAGE Volume Player」のファイルフォーマット(IVP)をPSPのデータベースに登録でき,作成した3DデータもPACSで一元管理ができる。現在,済生会川口総合病院で連携のテストを行っており,今年夏頃までには正式にリリースする予定。

 

PSP製の2Dビューワ上からReal INTAGEの3D画像をシームレスに利用できる
PSP製の2Dビューワ上からReal INTAGEの3D画像をシームレスに利用できる


● 歯科、肺気腫、内臓脂肪など専門領域の可視化をサポートする「Vision」シリーズ

  専門領域にフォーカスした可視化ツールを提供するのが「Vision」シリーズで,今年も歯科、肺気腫、内臓脂肪などのシリーズを展示した。歯科領域向けの「DentistVision」は,インプラントなど治療計画に必要な3D画像を提供する。DICOMデータを読み込み簡単な操作性で画像の作成と参照が行える。価格は9万8000円。

  その他,三次元的に計測しレポート出力まで対応した肺気腫計測ソフト「LungVision」,動脈瘤の自動計測が可能な脳動脈瘤塞栓率計測ソフト「NeuroVision」,健診や人間ドックでの利用も多い内臓脂肪面積計測ソフト「SlimVision」などを紹介した。

 

DentistVisionをはじめ専門領域にフォーカスした3Dソフトウェアを展示
DentistVisionをはじめ専門領域にフォーカスした3Dソフトウェアを展示


● モバイル型放射線治療計画支援装置(参考出展)

  参考展示として,放射線治療計画の画像を携帯型端末上で参照するシステムの開発プロジェクト中で,PSP(プレイステーションポータブル)上のWebブラウザでの画像参照を実演した。同プロジェクトは,国立がんセンター東病院臨床開発センター粒子線医学開発部粒子線生物学教室・西尾禎治室長(研究代表),アルゴグラフィックス,ケイ・ジー・ティー,東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻越塚研究室の研究開発協力によるもの。

PSP上で医用画像を表示する,モバイル端末での画像利用を実験・開発中
PSP上で医用画像を表示する,モバイル端末での画像利用を実験・開発中

 

がんセンター東病院など4団体による共同研究事業
がんセンター東病院など4団体による共同研究事業

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