東芝メディカルシステムズ,超音波診断装置「Xario 200」販売開始
〜コンパクトで機動性に優れたハイエンドクラス〜

2013-5-20

超音波

キヤノンメディカルシステムズ


Xario 200

Xario 200

東芝メディカルシステムズは,コンパクトで機動性に優れたハイエンドクラスの超音波診断装置 Xario™ 200(エクサリオ 200)を開発,5月24日から大阪で開催される日本超音波医学会第86回学術集会に展示するとともに,国内への販売を開始する。

●開発の背景

超音波診断装置は,リアルタイムに検査画像が得られ,被ばくの心配が無いことから,腹部臓器や循環器,産婦人科,運動器などの広い臨床分野で,ルーチン検査や精密検査の目的で幅広く使われている。
特に近年,治療方針の決定から治療時のイメージングガイド,その後の経過観察を一貫してフォローできることから,検査室はもとより外来や処置室,病棟などでの使用機会も増えており,小さな病変も見逃すことの無い高性能な装置を,院内各所へ手軽に持ち運べ,誰にでも簡単に操作できることへのニーズが高まっている。
Xarioは2004年の発売以来,eXellence & Advanced Routineの名にふさわしいコンパクトで高性能な装置として,シリーズ合計で20,000台以上を販売。今回発売するXario 200は,そのXarioの基本コンセプトを受け継ぎながら,よりいっそうの小型化と,高画質化を実現。また従来からの東芝独自のエルゴノミクスコンセプト・iStyle™ をさらに進化させ,超音波装置を使い慣れていない技師・医師でも簡単に操作できることを目指した。

●Xario 200の主な特長

1. 小型軽量で取り回しのしやすいパッケージング
Xario 200は,同等クラスの同社従来装置・Xarioと比較して占有面積で約84%,重さで約55%と,大幅な小型軽量化を実現している。
プリンタやビデオレコーダー,オプションプローブや心電ケーブルなど,必要な周辺機器やアクセサリを収納するバスケットを装着可能で,移動の際に便利な大型のグリップハンドルと大型の4輪キャスターを備えており,病院内を軽快に移動して検査が開始できる。
消費電力はXarioと比較して約半分に抑えられており,よりいっそうの省エネルギーを実現している。

2. 使いやすさを追求したiStyleコンセプト
同等クラスでは世界初の19インチLCDモニタを採用。フレキシブルな支持アームと,前面の大型グリップハンドルで,検査者はもちろん,補助者や被検者にも見やすい位置に簡単に設定できる。
操作パネルは左右にスイング可能。高さは最低70cmまで下げられるので,検査者はモニタを見上げることなく,楽な姿勢で検査ができる。操作パネルのボタン配置を自由に変えられるので,好みに合わせた使いやすいパネルにカスタマイズが可能である。
小型化されたプローブコネクタは,大型の着脱レバーと照明ランプで,暗い検査室内でも容易に着脱できる。
Bモード画質やスペクトラムドプラ波形をワンタッチで最適化するQuick Scanや,患者様の体形や検査部位に応じて多くのパラメーターをボタンひとつで最適化するQuick Startなどの機能により,簡単に最適の画質を得ることができる。

3. 高い基本性能・豊富なプローブラインナップ
Xario 200は,小型軽量化を実現しながらも,Aplio™ シリーズ譲りの高い基本性能を継承し,新開発の豊富なプローブラインナップにより腹部,表在臓器,血管,循環器,産婦人科,泌尿器科,運動器,関節リウマチ,透析など,幅広い臨床分野をカバーする。
境界や構造物の視認性を向上させるPrecision Imagingや,コントラスト分解能を高めるApliPure™ ,深部まで高い分解能を維持するDiferential THIなどのイメージング技術のほか,組織の硬さを映像化するElastographyなど,多彩な機能を搭載可能で,確かな診断を強力にサポートする。

●Xario 200の主な仕様

走査方法:セクタ,リニア,コンベックス
視野深度:最大40cm
観察モニタ:19インチLCD
電源定格:AC 100V±10% 最大800VA
外形寸法:473mm(W)× 1,305~1,535mm(H) × 785mm(D)
重量:75kg

 

また,同社は日本超音波医学会第86回学術集会にて最新の臨床セミナーも予定している。

【ランチョンセミナー7】
「見えないものをみる」
日時 2013年5月24日(金) 12:00〜12:50
場所 第12会場 (3F イベントホールA)
テーマ1「形態をみる」
座長 兵庫医科大学 超音波センター・内科 肝胆膵科 飯島 尋子 先生
演者 川崎医科大学 検査診断学 畠 二郎 先生
テーマ2「機能をみる」
座 長 川崎医科大学 検査診断学 畠 二郎 先生
演者 兵庫医科大学 超音波センター・内科 肝胆膵科 飯島 尋子 先生

【ランチョンセミナー14】
「超音波画像診断が創るリウマチ診療の最前線」
日時 2013年5月25日(土) 12:00〜12:50
場所 第10 会場 (12F 特別会議場)
座長 京都府立医科大学 膠原病・リウマチ・アレルギー科 川人 豊 先生
演者 千葉大学医学部附属病院 アレルギー・膠原病内科 池田 啓 先生

 

●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
http://www.toshiba-medical.co.jp

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