東芝メディカルシステムズ,診療所向け医事会計/電子カルテ一体型「TOSMEC Aventy 2.0」販売開始
~介護請求機能を追加して,業務効率をアップ~

2015-9-17

医療情報システム(電子カルテ)

キヤノンメディカルシステムズ


TOSMEC Aventy 2.0

TOSMEC Aventy 2.0

東芝メディカルシステムズ(株)は,診療所のICT化をサポートする,医事会計/電子カルテ一体型システム「TOSMEC Aventy™ 2.0(トスメック アベンティ ニーテンゼロ)」の国内販売を9月16日より開始する。

我が国では急速に少子高齢化が進み,2025年には全人口の4人に1人が75歳以上となる超高齢社会を迎えようとしている。市町村を中心として医療,介護などが一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築が進められ,高齢者を地域全体で支える仕組みづくりが進んでいる。2014年度診療報酬改定においても,主治医機能を持った診療所の医師による,継続的かつ全人的な医療を行うことについて評価され,かかりつけ医による医療,介護,福祉への需要が高まりつつある。このような市場背景の中,医事会計システムに介護請求を一体化した,診療所向け医事会計/電子カルテ一体型システム「TOSMEC Aventy 2.0」(注1)を開発した。

TOSMEC Aventy 2.0は,病院向け医事会計システムHAPPY RAPPORT™(ハッピー ラポート)のエンジンを搭載し,介護業務,会計業務の充実や経営支援に役立つ機能を強化した。

医事会計では,医療と介護をまとめて請求書が発行できる。電子カルテでは,訪問看護指示書等各種文書の作成機能を充実させ,さらに,スキャナで取り込んだ文書等を管理する文書管理ファイリング機能を搭載した。これらの機能充実により,煩わしい介護保険請求業務の効率化を図れる。

また,電子カルテでは,従来機種より定評のあった画像ファイリング一体型モデルに,診断を支援する画像ビューアRapideyeCore™(ラピッドアイコア)の搭載が可能となった。東芝の画像診断システムとの連携により,診断までをサポートする。

TOSMEC Aventy 2.0は,診療所における診察から診断,請求(介護保険含む)まで,幅広い業務の効率化を図る。

●新製品の主な特長

1.高度な計算機能
医事会計の基本である会計計算は,充実した自動計算機能(自動算定・包括処理等)を備え,さらに算定チェックによる警告機能によりエラー箇所と内容を通知し,算定漏れや算定ミスを防ぐ。

2.経営支援機能
レセプト債権管理機能により,レセプト/過誤登録情報の一覧を表示し,当月未請求・月遅れ請求の一括登録ができる。
また,窓口医療収入仕訳書では,日々発生した入出金情報を的確に把握することなど,経営をサポートする。

3.電子カルテシステムに文書管理用ファイリング機能を搭載
在宅・介護において,関連施設間で取り交わされる訪問看護指示書等様々な文書を管理する文書管理用ファイリング機能を追加した。文書の返信状態や任意のステータス,検索機能により各種文書管理の業務効率化を高める。

4.診断可能な画像ビューアの搭載
電子カルテ画像ファイリング一体型モデルに,医療機器と認証された画像ビューアを搭載可能とすることにより,これまでの画像保存と参照に加え,計測,心胸郭比の計測,3D表示,MPR(任意断面処理表示),動画表示(シネ表示)など多彩な機能により画像診断を行える。

※医薬品医療機器等法(旧薬事法が改正され平成26年11月25日施行)により,使用目的・ 効果によっては単体プログラムも医療機器として扱われ,製造販売の対象になった。これにより,医事会計・電子カルテシステムに医療機器である画像ビューアをインストールすることも可能になった。

(注1)TOSEMC Aventy 2.0は3つのモデルタイプから選べる。

 

●問い合わせ先
東芝メディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
http://www.toshiba-medical.co.jp

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