オリンパス,送水機能を持つディスポーザブル高周波ナイフ2種類を発売
〜内視鏡下で早期がんを切除する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD※1)の手術時間の短縮に貢献〜

2015-10-1

オリンパス


ディスポーザブル高周波ナイフDualKnifeJ™(左)HookKnifeJ™(右)

ディスポーザブル高周波ナイフ
DualKnifeJ™(左)HookKnifeJ™(右)

オリンパス(株)は,ディスポーザブル高周波ナイフ「HookKnifeJ™(フックナイフジェイ)※2」,「DualKnifeJ™(デュアルナイフジェイ)※2」を,日本国内で今秋販売開始する。

同ナイフは,胃,食道,大腸などの消化管の粘膜層にとどまる早期がんを,通電しながら切除する術式である「内視鏡的粘膜下層剥離術」(以下,「ESD」)で使用される処置具。新しく搭載された送水機能により,手術時間の短縮と的確なESDに貢献する。

本製品は2015年10月8日~11日までグランドプリンスホテル新高輪で開催される「第90回日本消化器内視鏡学会総会」(会長 加藤 元嗣 診療教授 北海道大学病院・光学医療診療部)に出展される。

※1 「ESD」はEndoscopic Submucosal Dissection の略。粘膜層にとどまる早期がんなどの治療のために,粘膜下層を切開・剥離する手技のこと。
※2 本製品の愛称。販売名は「ディスポーザブル高周波ナイフ KD-655」「ディスポーザブル高周波ナイフ KD-625」

●主な特長

従来の切開や剥離操作能などの基本性能を維持しつつ,手術中に処置具を交換しなくても露出した粘膜下層への生理食塩液水の送液が可能。安全で効率的な手術に貢献
ESDはがん組織の下にある粘膜下層に生理食塩水などの液体を注入して,がん組織の部分を浮かせナイフで切開・剥離していく。しかし,最初に注入した液体が時間経過とともに漏れてしまうことがある。今回導入する2種類のナイフには送水機能が搭載されており,液体を注入するたびに処置具を交換しなくても,粘膜下層にこまめに送液することができる。これにより,切除する部分を確実に視認して,切開・剥離をすることが可能になり,手術時間の短縮と,より的確なESDに貢献する。

 

●問い合わせ先
オリンパス(株)
内視鏡お客様相談センター
TEL 0120-41-7149
http://www.olympus.co.jp/jp/

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