Siemens Healthineers,エポカル社の買収を完了し,ハンドヘルド型血液ガス分析装置「エポック」の受注を開始

2017-12-4

シーメンスヘルスケア


ハンドヘルド型血液ガス分析装置「エポック」

Siemens Healthineersは,2017年10月31日にアボット社からのエポカル社買収を完了した。これにより血液ガス分析装置のポートフォリオを完備し,日本においては,12月1日よりハンドヘルド型血液ガス分析装置「エポック」の受注を開始した。なお,本取引に関する財務的な詳細は公表されていない。

エポックがポートフォリオに加わることで,Siemens Healthineersは,ハンドヘルド型からベンチトップ型,中央検査室向け装置に至るまで,各施設のニーズに基づく最適な血液ガス分析ソリューションの提供が可能になり,ワークフローの向上に貢献する。エポックは,多くのメーカーのPOC検査装置と院内の情報システム(LIS/HIS)を繋げるSiemens HealthineersのPOCエコシステムソリューションにもシームレスに接続し,将来にわたって柔軟なソリューションを提供する。

Siemens Healthineers ポイント・オブ・ケア事業部門 Presidentのピーター・コルテ氏は,「各医療ネットワークにおける血液ガス分析のニーズは,クリニック,病院,救命救急,検査室,救急車等で異なります。ひとつのソリューションのみで対応するには限界があり,全ての患者ニーズに応えられない可能性があります。そのため,ひとりひとりの患者に最適な検査ソリューションを提供することは,患者ケア向上のために大変重要なのです。Siemens Healthineersは,血液ガス分析の全ポートフォリオを完備することで,必要な場所で,必要な検査を,必要なタイミングで提供し,医療従事者とPOCコーディネーターのワークフローの向上に貢献することができます」と,述べている。

Siemens Healthineersは,利用しやすく効率性の高い医療サービスの提供を通して,医療従事者がより良い成果をより低コストで実現できるようサポートする。

●エポック血液ガス分析装置の特長

1) ワークフローの向上
 ・持ち運びが可能なハンディタイプ
 ・緊急検査に必須の11項目を同時測定
 ・測定カードをセットし検体を注入するだけの簡単操作
 ・メンテナンス不要

2) 効率的かつ経済的な在庫管理
 ・測定カードは室温(15〜30℃)で保管可能
 ・必要な試薬消耗品は測定カード1種類のみ

3) 臨床結果に直結する高い精度
 ・設置型血液ガス分析装置との高い相関性

4) ネットワーク構築可能
 ・ワイヤレス通信機能により,院内の情報システム(LIS/HIS)へ検査結果を送信

■受注開始日
2017年12月1日(金)

*LIS(Laboratory Information System):臨床検査情報システム
 HIS(Hospital Information Systems):病院情報システム

 

●問い合わせ先
シーメンスヘルスケア(株)
TEL 0120-041-387
http://www.siemens.co.jp/healthineers

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