GEとロシュ,がん治療や救命救急治療の改善を狙い,デジタル診断プラットフォームの開発で提携

2018-1-10

GEヘルスケア・ジャパン


※2018年1月8日(現地時間)米国配信プレスリリース和訳版

GEヘルスケアは,デジタル診断支援ソリューションの共同開発ならびに共同販売を行うため,ロシュ社(SIX: RO, ROG; OTCQX: RHHBY)と長期にわたる戦略的パートナーシップを締結した。このパートナーシップでは,まず,がん治療と救命救急医療において患者それぞれに応じた個別化治療の選択肢を改善,加速する製品を提供することに主眼を置いている。

両社は,高度アナリティクスを活用して臨床判断を支援するワークフローソリューションとアプリケーションを提供するための,業界初のデジタルプラットフォームの開発を目指している。これにより生体内外の情報,患者の記録,医療上のベストプラクティス,リアルタイムモニタリング,および最新の研究結果などをシームレスに統合・分析することが可能となる。その結果,医師は患者に適した治療や質の高いケアを提供するための包括的な意思決定を行えるようになる。

例えば,複数の専門医からなるがん治療チームにおいては,がん患者のそれぞれのステージの治療判断において,レビュー,協働,調整を行うための包括的データダッシュボードが与えられる。救命救急医療では,患者の通う病院のモニター装置からのデータがバイオマーカー,細胞病理,遺伝子情報やシーケンシングデータなどと統合され,医師が重篤な合併症の発生を特定し,あるいは予測することを支援する。

GEヘルスケアは医療用画診断装置の分野で世界をリードしており,ロシュ・ダイアグノスティックスは体外診断用製品のグローバルリーダーである。

GEヘルスケアのプレジデント兼最高経営責任者(CEO),キーラン・マーフィー氏は次のように述べている。
「ヘルスケア分野のリーダー2社が,体内診断と体外診断をこのレベルまで高度アナリティクスと統合させたのは初めてのことです。この提携によって,顧客,患者,ヘルスケア業界を対象にしたデータに基づく精密医療(プレシジョン・メディスン)の提供が加速されることになるでしょう。」

ロッシュ・ダイアグノスティックスの最高経営責任者(CEO),ローランド・ディッゲルマン氏は次のように述べている。
「他に類を見ない今回の提携により,臨床診断における革新的なソリューションと知見がもたらされます。包括的デジタル製品を通じて,医師その他の関係者が患者のために適切な時に適切な判断ができるよう支援することが我々のゴールです。」

 

●問い合わせ先
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コミュニケーション本部
TEL 0120-202-021
www.gehealthcare.co.jp

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