ファイルメーカー,最新バージョン FileMaker 17 プラットフォームを発表
〜開発,モビリティ,管理と統合に追加された新機能によりユーザの生産性がさらに向上〜

2018-5-16

クラリス(FileMaker)


ファイルメーカー(株)は5月16日,最新バージョン FileMaker 17 プラットフォームのリリースを発表した。ニーズに合わせてカスタマイズされたアプリケーション(カスタムApp)の開発をより容易にするための新機能,Starter Appとマスタ/詳細レイアウトが追加されたほか,デザインを刷新したFileMaker Server Admin Consoleや,新しい FileMaker Admin APIにより,カスタムAppの管理も合理化できる。

スタートアップ企業からフォーチュン・グローバル500に選出される大企業まで,あらゆる規模の企業・組織がそれぞれのニーズに固有のビジネス課題を解決するためのカスタムAppをFileMakerプラットフォーム上で迅速かつ簡単に作成し,ビジネス目標を達成している。

新バージョン FileMaker 17 プラットフォームでは,モビリティと開発環境における革新的な最新技術に重点を置いて機能拡張しており,多種多様なカスタム Appをより簡単に作成できるようになった。作成したカスタムAppはオンプレミス,クラウドのどちらにも展開することができる。

FileMaker 17 プラットフォームの詳細:www.filemaker.com/jp/platform

無料評価版のダウンロード:www.filemaker.com/jp/try

FileMaker 17プラットフォームの新機能は次の通り。

開発:

  • Starter App:6つのStarter Appの中から1つ選び,アドオンテーブルをつなげて機能を追加するだけで,チームのニーズにぴったり合ったカスタムAppを迅速に作成することができる。
  • マスタ/詳細レイアウト:新たに強化されたポータルの機能を活用して,共通の設計パターンを作成できる。自己連結リレーションシップや追加のスクリプトを作成する必要がなくなり,開発が容易になるだけでなく時間も短縮される。
  • 一新されたレイアウトモード:ドキュメントウインドウ内の便利なパネルにより,インスペクタやフィールドタブなどのレイアウトツールが見つけやすくなり,カスタムAppをより簡単に作成することができる。

 

モビリティ:

  • センサーのサポート:モバイルのカスタムAppでは,新機能の関数を使用して,iPadやiPhoneデバイスのiOSセンサーからさまざまな情報を取得することができる。
  • ローカル通知の構成:FileMaker Goが実行されていない場合やバックグラウンドで実行されている場合でも,iPadやiPhoneデバイスにローカル通知を表示できる。
  • ドラッグ & ドロップ:iOS 11.2搭載のiPadデバイスでは,アプリケーション間でテキスト,写真およびファイルをドラッグ & ドロップできるので,ユーザが手早く作業できる。

 

管理と統合:

  • FileMaker Server Admin Console:デザインの刷新により,さらに軽量化,合理化されたユーザインターフェースとなり,カスタムAppを管理しやすくなった。
  • FileMaker Admin API(Trial):このREST APIアクセスを使用して,FileMaker Serverを管理できる。トライアル期限は2019年9月27日。
  • FileMaker Data API:RESTベースのFileMaker Data APIを使用して,他のアプリケーションやサービスでFileMakerのデータを利用できる。FileMaker Serverスクリプト,オブジェクトフィールドへのファイルアップロード,より標準化されたAPI形式など,新しく機能を向上・拡張した。

 

FileMaker 17プラットフォームの新機能をサポートするFileMaker Cloud は,今後数週間のうちにリリースされる予定。

ファイルメーカー株式会社の社長 ビル・エプリング氏は次のように述べている。「FileMaker 17 プラットフォームをご利用いただくと,より短時間でより多くのことができるようになり,また外出先でもビジネスデータの活用の幅がさらに広がります。昨今,あらゆる規模の企業・組織にとって,部門やチームにおける生産性の向上は喫緊の課題となっています。当社はこれまで,カスタム App を迅速に作成して展開できる統合化されたツールを提供してまいりました。今回の新製品もこうした確かな実績に基づいています。」

価格と販売について
FileMaker 17プラットフォームのソフトウェア製品が5月16日より販売開始される。公式ストアのFileMaker Store ,またはFileMaker製品取扱店 で購入できる。(下記の価格はすべて税別の希望小売価格)

●個人向けシングルライセンス
・FileMaker Pro 17 Advanced フルバージョン:57,600 円
・FileMaker Pro 17 Advanced アップグレード:22,800 円
・FileMaker Pro 17 Advanced アカデミック:34,560 円 (学生・教職員限定)
 ※FileMaker Pro はFileMaker Pro Advancedに一本化 された。

●チーム向けボリュームライセンスプログラム
新しい「FileMaker ユーザライセンス」は,5名以上のチームで特定されたユーザ数に基づくシンプルで低コストなボリュームライセンスプログラム。FileMaker Pro Advanced,FileMaker Server,FileMaker Go,および FileMaker WebDirectを使用できる。FileMaker Storeにて購入できるほか,FileMaker法人営業窓口 またはオンラインオーダーフォーム でも見積りや注文を受け付けている。

●FileMaker Go 17(iPad および iPhone 向けiOSユニバーサルアプリケーション)は,App Storeから無料でダウンロード できる。

 

●問い合わせ先
FileMakerカスタマサポート
TEL 0120-983-850
受付時間 9:00-12:00,13:00-17:30 (祝日を除く月曜日から金曜日)
www.filemaker.com/jp/cs

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