メディアコンテンツファクトリー,診断推論エンジンを搭載したWEB問診システム「SymView」を正式販売開始
〜診断推論エンジンにより医学的に必要な情報を効率よく収集。各種予約システム・電子カルテとも連携・診察効率の向上に寄与〜

2018-11-5

レイヤード(メディアコンテンツファクトリー)


患者は自宅等からスマホで問診記入患者は自宅等からスマホで問診記入

患者は自宅等からスマホで問診記入患者は
自宅等からスマホで問診記入

(株)メディアコンテンツファクトリーは,2018年11月より診断推論エンジン*を搭載したWEB問診システム「SymView」の正式販売を開始する。2015年より開発に着手し,2017年からは数十施設でのテスト運用を経て,診察の大幅な効率化を実証してきた。今回,多くの医療機関でニーズがあることが実証されたため,正式に提供を開始する。

●WEB問診システム SymView概要

従来よりタブレットを使った問診システムはあるものの,紙の問診をそのままデジタル化しただけのシステムであったり,院内でしか利用できない点などから,多くの医療機関では昔と変わらず紙の問診を利用している状況。SymViewは完全クラウド化したWEB問診システムであるため,患者は医療機関に来る前に予め問診を入力できる。医療機関で多く利用されている予約システムと連携することで,患者が予約をした流れでWEB問診の入力が可能である。更にほぼすべての電子カルテと連携し,患者の問診内容を,カルテに記載する医療用語に変換してカルテに貼り付けることが可能。そのため,従来では紙の問診に書かれた内容を,電子カルテに転記する作業が発生していたが,その手間が一切なくなる。医師はカルテを書く時間を短縮できるため,より患者と向き合って丁寧な診察や説明を行えるようになる。診察効率と患者の満足度双方の向上を実現できるサービス。

診断推論エンジンによる推論疾患リスト例診断推論エンジンによる推論疾患リスト例

診断推論エンジンによる推論疾患リスト例診断推論エンジンによる推論疾患リスト例

 

●独自開発の「診断推論エンジン*

メディアコンテンツファクトリーでは,SymView開発にあたって共同開発医師*とともに独自に疾患・症状・問診(質問)のデータベースを構築。年齢や性別,季節などを考慮した上で患者の訴える主訴や問診内容からどのような疾患が想定されるかを計算される独自の推論エンジンを開発(特許申請済み)した。診断推論エンジンを組み込むことで,医学的に推奨される問診情報の効率的な収集や,そこから推論される推論疾患リストの表示などが可能となり,医師が診察に必要な情報を,予め閲覧した上で効率的に診察に臨むことができるようになるシステムである。

※診断推論とは:診断推論とは,診断(認識)に至るまでの思考プロセスのことである。診断とは,「この患者の持つ病気は○○である」と認識する思考作業のことで,臨床医は,直感と推論の2種類のシステムを利用して診断を行っている。(「診断推論」より抜粋(日本医事新報 野口善令編)

■*共同開発医師 おおくぼ総合内科 大久保辰雄院長からのコメント
診断学においては,問診の重要性が再認識されており,正しい診断と診療にたどりつくためには,診察・検査の前にまず適切な問診を行うことが重要です。また,問診は一般の方が対象となりますので,医療的な定義よりも普通の言葉に沿って行われる必要があり,それを医療的な診断カテゴリーに落とし込んでいく作業は,双方の言葉のズレをきちんと理解している必要もあります。
問診システム「SymView」では,これらの問題を吟味・検討し,適切な診断にたどりつき,また頻度は少ないが重大(critical)な病気を見落とすことがないように,日常診療の補助となることを目指しました。今後,多くの方に使用されることで,精度が向上していくことを期待しています。
(おおくぼ総合内科 院長 大久保 辰雄 先生)

■SymViewサービスサイト
https://www.media-cf.co.jp/service/symview/

 

●問い合わせ先
メディアコンテンツファクトリー
http://www.media-cf.co.jp

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