バイエル薬品,造影MRI検査の効率化を図るオート機能を搭載したMRI用造影剤自動注入装置「MRXperion(エムアールエクスペリオン)」新発売

2020-3-2

MRI


製品写真

バイエル薬品(株)(以下バイエル薬品)は,2020年3月2日,MRI用造影剤自動注入装置「MRXperion インジェクション システム」の販売を開始する。本製品は造影MRI検査で使用される造影剤と生理食塩水を注入するためのデュアルシリンジが装備された造影剤自動注入装置。

MRXperionは0.7-3テスラMRI装置に対応しており,2015年に米国で発売して以来,既に72カ国以上で販売している。今回,日本の医療従事者のニーズに合ったシリンジ製剤用アダプターに対応した製品の販売を開始する。MRXperionは,造影MRI検査の準備時間短縮,正確性,使いやすさを重視した設計となっており,シリンジのワンタッチ装着,体重に応じた注入量のオンボード計算が可能。さらに準備作業を標準化する5つのオート機能によって,作業の効率化を図り,より多くの時間を検査を受ける患者さんのケアに充てることが可能となる。

MRXperionは個々の患者さんのケアを充実するために設計されており,患者さんごとの造影剤の注入履歴を自動的に保存・管理する機能が標準搭載されている。この機能により,人為的な入力ミスを未然に防ぎ,注入履歴を正しく管理できるため,造影検査の最適化が可能となり,より安全な検査が実施可能となる。さらに,MRXperionはネットワークとの連携機能が強化されているため,オペレーションの品質と一貫性が向上している。放射線情報システム(RIS:Radiology Information System)1)から患者情報を自動取得する機能や,注入情報をDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)2)画像化して医用画像情報システム(PACS:Picture Archiving and Communication System)3)に送信する機能など4)がある。医療放射線情報一元管理システムRadimetricsと接続することにより,CT検査を含めたほかの画像診断装置と併せて,患者さんごとの医療被曝情報や造影剤注入履歴情報を一元管理することも可能となる。

バイエル薬品ラジオロジー事業部長のショーン・キメルは次のように述べている。
「MRI用造影剤自動注入装置MRXperionは,全世界で既に2,000台以上が稼働しています。MRXperionはマニュアル操作や入力ミスなどのヒューマンエラーの可能性を最小限に抑え,患者さんへのケアの時間を最大限に増やすことを目的に設計されました。これは私たちが医療従事者や患者さんのことを念頭においてイノベーションを推進していることを示す一例です。私たちは,治療の成功はすべて正しい診断から始まると考えています。高齢化が進む日本において,患者さんのヘルスケアのニーズを理解するために,長期にわたり放射線科医,診療放射線技師等と緊密に協力し培った歴史があります。診療放射線技師や医師などの医療従事者のより良いパートナーであることは私たちの継続的なコミットメントであり,高齢化などによる医療を取り巻くさまざまな問題解決に貢献できるよう画像診断分野の発展に寄与し,新たな標準治療への変革をもたらすイノベーションを推進していきます」

●MRXperionの特長

(1) 作業効率を向上する5つのオート機能を標準搭載
  自動ドッキング機能:シリンジ内筒後端を検出し,自動で接続
  自動アドバンス機能:シリンジ装着後にピストンが自動で前進
  自動ロード機能:ワンタッチで生理食塩水を空気が入らないように吸い上げる
  自動プライム機能:チューブ内の空気抜きを自動で行う
  自動リトラクト:シリンジを取り外すとピストンが自動で初期位置に後退

(2) 入力ミスを低減する自動保存機能を搭載
  Webブラウザを介した注入履歴の管理機能を標準装備

(3) 患者さんの検査情報を一元管理(オプション)
  RISからモダリティワークリストで患者さんの情報を取得
  注入情報をDICOM画像化してPACSに送信
  医療放射線情報一元管理システムに接続し,患者さん単位でX線線量情報,造影剤注入情報を管理

バイエル薬品では,CT,MRI,アンギオ用の造影剤,並びにこれらの自動注入装置,医療放射線情報一元管理システム・ソフトウェア,およびポートフォリオ全体のサービスとサポートなど,放射線医療におけるトータルソリューションを提供している。

1)放射線情報システム(RIS:Radiology Information System)
  医療機関の放射線科検査部門の業務を管理するシステム
2)DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)
  動画を含む医用画像・検査情報データの規格および,それを通信・印刷・保存・検索するための国際標準規格
3)医用画像情報システム(PACS:Picture Archiving and Communication System)
  各種検査装置で撮影された画像を受信し保管するシステム
4)RIS/PACSへの接続はオプション

 

●問い合わせ先
バイエル薬品(株)
www.byl.bayer.co.jp/

MRI


TOP