日立オムロンターミナルソリューションズ,クリニック向け自動受付精算機を販売開始
-省スペースの卓上型端末で,一台で受付・支払処理のセルフサービス化を実現-

2020-3-25


クリニック向け自動受付精算機

日立オムロンターミナルソリューションズ(株)は3月25日から,診療時の受付と精算を一台で取り扱いできる「クリニック向け自動受付精算機」の販売を開始する。本製品は,簡単な操作で患者自身による受付と精算の処理を可能とする自動機。電子カルテやレセプトコンピューター(以下,レセコン)と連携することで事務スタッフによる入力作業が不要になり,受付や会計での待ち時間短縮につながるとともに,事務スタッフの業務効率化を推進し,働き方改革を支援する。卓上タイプのコンパクトな機器で,窓口カウンターなど限られたスペースにも設置でき,中小規模のクリニックに導入しやすい製品。

現在,日本の社会は少子高齢化により,医療などにおける現場の負担が増えるとともに,労働人口の減少がさらに深刻化することが懸念されている。特に,地域医療を支える中小規模の病院や診療所などのクリニックは,多くの患者を抱え,窓口や待合室が混雑し待ち時間が長くなり,患者だけでなく事務スタッフにとっても大きな負担になっている一方で,大規模病院のような大きな設備投資は難しく,自動化・デジタル化などの効率化が進んでいないのが現状である。社会の変化に伴い,事務スタッフを確保するために働きやすい職場環境と,患者にとっても快適で魅力のある,選ばれるクリニックづくりが求められている。

今回,日立オムロンターミナルソリューションズが新たに提供開始する「クリニック向け自動受付精算機」は,患者が画面のタッチと診察券のQRコードをリーダーにかざす簡単な操作で,受付および精算をセルフサービスで行うことができる製品。電子カルテおよびレセコンとの連携ができるため,患者が受付操作するだけで電子カルテへの連動や,診察後の会計計算でのレセコンへの連動が自動化し,人手を介することなく,スピーディーに受付,支払の処理が可能となる。これにより,入力ミスの削減だけでなく,現金レジの締め処理時間の短縮による残業の削減など効率向上を支援する。さらに,患者の待ち時間を削減するだけでなく,事務スタッフが受付・精算対応にかかっていた時間を患者とのコミュニケーションに充てることができ,満足度向上につながる。 日立ヘルスケアシステムズ(株)の電子カルテシステム「Hi-SEED W3」シリーズと,日本医師会ORCA管理機構の医事会計システム「日医標準レセプトソフト」との連携を可能とし,今後さらに多くのクリニックで利用できるよう,対応する電子カルテとレセコンを順次拡大していく予定。

本製品はコンパクトな設計で,オプションのアタッチメントや設置台を用意しており,限られたスペースの窓口カウンターや床上に自立させるタイプなど,さまざまな設置環境のニーズに応えることが可能。精算時の決済方法は,現金に加えて,今後クレジットカードと電子マネーの利用が可能となる予定である。多彩な決済方法に対応し,患者の利便性向上に貢献していく。

*決済端末の購入はカード会社との契約になる。

日立オムロンターミナルソリューションズは,ATMをはじめとした入出金や決済を担う機器を提供してきた。ヘルスケア分野においても,これまで培ってきたセルフサービス機器などのメカトロ技術や決済などのノウハウを生かし,日立グループの総合力により,多様化する顧客の課題とニーズに柔軟に対応した新たな価値を創造するソリューション・サービスを提供していく。

●販売価格および提供開始時期
製品・サービス名称 自動受付精算機
標準価格(税抜き) オープン
提供開始時期 3月25日(水)

自動受付精算機に関するWebサイト
https://www.hitachi-omron-ts.co.jp/products/payment/001/index.html

 

●問い合わせ先
日立オムロンターミナルソリューションズ(株)
メカトロビジネス推進センタ 事業化企画・営業部[担当:三宅,岩本]
TEL 03-5719-6720 (ダイヤルイン)
https://www.hitachi-omron-ts.co.jp/


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