フジデノロ,ジウン,医療画像クラウドサービス『SonicDICOM PACS Cloud』 β版の提供を終了し,11月25日より正式版をリリース
~医療画像の世界的な連携プラットフォームへ向けた本格サービスを開始~

2020-11-26

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SonicDICOM PACS Cloud

フジデノロ(株)と,グループ企業で医療画像システムの開発を行っている(株)ジウンは,医療画像クラウドサービス『SonicDICOM PACS Cloud』β版の提供を終了し,有償サービスの販売を開始した。
『SonicDICOM PACS Cloud』は,CTやMRIなどの検査装置で撮影した検査画像をクラウド上に保存・閲覧できるクラウドサービス。2017年度に経済産業省の異分野連携新事業分野開拓計画(新連携事業計画)の認定(医療画像管理システムPACSのパブリッククラウドを利用したオンラインでのシェアードサービスの開発及び事業化)を受け,これまで約2年に渡りβ版による無償サービスを世界規模で行ってきた。その実証期間を終え,まずは国内より有償サービスとして販売を開始し,順次海外向けにも販売を計画している。

製品Webサイト: https://ja.sonicdicom.com/cloud/

●『SonicDICOM PACS Cloud』の特長

1.Webから登録するだけで,すぐにサービスの利用を開始できる。
2.Webブラウザベースの高速ビューアで,パソコンやタブレットなどの端末を選ばず世界中どこからでも,いつでも,画像の閲覧が可能。
3.シンプルで誰にも分りやすい操作性と,11言語のマルチリンガル対応。
4.検査機器や電子カルテなど他社製品とも容易に連携。
5.国内外を問わず他施設との間での,画像データの共有も簡単にできる。
6.リモートでの導入支援も可能。
7.パブリッククラウド(AWS)を採用することにより,リーズナブルな価格体系と抜群の拡張性を実現。
8.堅固なデータ暗号化による安心のセキュリティ。外部からの盗聴や改ざん,成りすましのリスクを防止。

システム概要図

システム概要図

 

●β版による実証実績

本クラウドサービスの,β版無償提供による実証結果は以下の通り。
・AWSクラウドを用いた世界6カ国7リージョンでの同時稼働。
日本(東京),シンガポール,インド(ムンバイ),ブラジル(サンパウロ),アメリカ(バージニア,カリフォルニア),フランス(パリ)
・累計3,000を超えるユーザーが『SonicDICOM PACS Cloud』のアカウント登録。
※特にCOVID-19感染拡大の状況下にて登録数が伸長。
・約2年間の長期運用により安定稼働の確認済み。

●SonicDICOMについて

SonicDICOMシリーズは,Webブラウザベースのビューアを搭載したPACS(医療画像管理システム)として2013年にオンプレミスタイプを海外向けにリリース。以来,世界200カ国以上の病院や研究・教育機関で利用され,累計ダウンロード数は4万件を超えている。Webブラウザベースの高速ビューアと,シンプルで分りやすい操作性,長年の利用者の声から生まれた洗練された機能群が好評である。

開発元の(株)ジウンは,2008年より閉域網とデータセンターを活用した医療画像の遠隔外部保存サービス事業を行っており,その経験と知識を活かしてこのたびクラウド版SonicDICOMのサービス提供を開始する。特にパブリッククラウドを採用することにより,日本国内での多面的な医療画像活用の促進はもとより,日本発の世界的な医療連携スキームの構築に向けても役立てるものと期待している。

●開発・販売体制

本サービスは,(株)ジウンが開発及びクラウド運用を担当し,フジデノロ(株)が販売を行う。

●提供価格

本サービスは,ライトプラン月額9,800円(税別)から提供する。
見積りや導入に関する相談は,下記連絡先まで問い合わせ。

●今後の予定

2020年12月中旬
医療機器プログラム『SonicDICOM PACS MD』(認証番号:230AGBZX00016000)のクラウドによるサービス開始予定

2021年2月25日
『SonicDICOM PACS Cloud』無償利用期間の終了

 

●問い合わせ先
フジデノロ(株)ヘルスケア事業部
E-mail: fujidenolo@sonicdicom.com

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