エルピクセル,自然言語解析AIを研究・開発するFRONTEO社と 認知症診断支援領域のAI開発に向けて共同研究を開始

2021-3-17

AI

エルピクセル(LPixel)


エルピクセル(株)は,(株)FRONTEOと,認知症診断支援領域の医療AIソフトウェアの開発に向け,共同研究を開始した。

エルピクセルでは,脳MRI画像から動脈瘤の候補点を検出し医師の読影をサポートする「EIRL Brain Aneurysm」[1],胸部X線画像から肺結節の疑いがある候補域を検出し医師の診断をサポートする「EIRL Chest Nodule」[2]等を上市し臨床導入を進めるなど,AI画像診断支援技術に強みと実績を有している。

一方,FRONTEOは,ライフサイエンス領域における自然言語解析技術を強みとし,論文探索AIシステム「Amanogawa」,創薬支援AIシステム「Cascade Eye」,転倒転落予測AIシステム「Coroban」など,創薬・医療のデジタライゼーションを推進するソリューションを開発・上市している。さらに,2021年1月には第一種医療機器製造販売業許可を取得し,薬事承認が得られれば言語系AI医療機器として世界初となる「会話型 認知症診断支援システム」を軸に,言語系AI医療機器の研究開発を進めている。

本研究では,FRONTEOが有する自然言語解析AI技術とエルピクセルが有する画像解析AI技術を掛け合わせることで,新たな医療AIソフトウェアの開発を目指す。日々,膨大な医療データが蓄積される診断・治療・予防・モニタリングなど,両AI技術が貢献できる領域は幅広く,その皮切りとして,認知症診断支援領域のAIソフトウェア開発に取り組んでいる。

[1]承認番号:30100BZX00142000 販売名:医用画像解析ソフトウェア EIRL aneurysm
[2]承認番号:30200BZX00269000 販売明:医用画像解析ソフトウェア EIRL X-Ray Lung nodule

【自然言語解析AI「Concept Encoder」について】
「Concept Encoder(登録商標:conceptencoder,読み:コンセプト・エンコーダー)」は,FRONTEOがライフサイエンス分野に特化して開発した自然言語解析AI(人工知能)。自由記述のテキストデータを大量に含むメディカルデータを,エビデンスに基づいて有効に解析・活用することを目的に2018年に開発した。「Concept Encoder」はテキスト以外のデータとの共解析も可能であり,ライフサイエンス領域に蓄積されてきた遺伝子発現情報・バイタルや各種検査値などの数値データとの共解析の研究を進めている。 特許登録番号:特許第6346367号
URL:https://lifescience.fronteo.com/technology/conceptencoder/

【(株) FRONTEO について】
FRONTEOは,自然言語処理に特化した自社開発AIエンジン「KIBIT」と「conceptencoder」を用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し,企業のビジネスを支援する,データ解析企業。2003年8月の創業以来,企業の国際訴訟を支援する「eディスカバリ(電子証拠開示)」や,「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに,日本,米国,韓国,台湾とグローバルに事業を展開してきた。リーガルテック事業で培ったAI技術をもとに,2014年よりライフサイエンス分野,ビジネスインテリジェンス分野,OSINTへと事業のフィールドを拡大し,AIを用いて「テキストデータを知見に変える」ことで,創薬支援,認知症診断支援,金融・人事・営業支援など,様々な企業の課題解決に貢献している。2007年6月26日東証マザーズ上場。2021年1月13日第一種医療機器製造販売業許可(許可番号:13B1X10350)を取得。資本金2,568,651千円(2020年3月31日現在)。
URL:https://www.fronteo.com/

【AI画像診断支援技術「EIRL(エイル)」について】
高度化するモダリティとともに,医療画像診断の作業は膨大化している。AIを活用した独自のアルゴリズムによって,脳MRI,胸部X線などの医療画像情報を解析し,効率的で,正確な診断が出来る環境の提供を目指す。
EIRLプロダクトサイト(医療従事者向け):https://eirl.ai/ja/

【エルピクセル(株)について】
エルピクセル(株)は,ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持ち,医療・製薬・農業分野において,AI(人工知能)を活用した高精度のソフトウエアを開発してきた。AI画像診断支援技術「EIRL(エイル)」,創薬を支援するAI画像解析ソリューション「IMACEL(イマセル)」を軸に事業を展開している。

 

●問い合わせ先
エルピクセル(株) 広報担当
TEL:03-6259-1713
Email:pr@lpixel.net

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