JVCケンウッド,32型800万画素カラー液晶モニター「CL-R813」を発売
~さまざまな医用画像表示とアプリケーションの自由なレイアウトを実現,効率的な読影をサポートするエントリーモデル~

2022-3-23

モニタ・ビューワ

JVCケンウッド


CL-R813

CL-R813

(株)JVCケンウッドは,JVCブランドより,医用画像表示モニターの新ラインアップとして,32型800万画素カラー液晶モニター「CL-R813」を6月下旬より発売する。

企画意図

近年,医用画像診断の現場では,医用機器の進化・多様化によりCT/MRI/超音波/病理といった医用画像データが取り扱われている。そのため,多くの医師は机上に複数台の医用モニターを並べて診断しており,各モニターを見比べるなどの視線移動が読影作業の大きな負担となっている。また,机上を複数台のモニターに占有されてしまうことにより,他の作業に支障をきたすケースも多く見受けられる。

今回発売する「CL-R813」は,同社製の医用画像表示モニターでは最大サイズとなる32型のワイドな大画面領域と,800万画素(水平3840×垂直2160)の高解像度表示を実現。本機の1画面に,高解像度CT/X線透視画像の6枚同時表示や,ビューワ,レポート,AI判定結果などのさまざまなアプリケーション画面の自由なレイアウトを可能とする。また,狭ベゼルの採用と軽量設計により,32型の大画面ながらスリムなデザインも両立。これまで複数台の医用モニターを要していた画像表示が,本機1台で可能になることで,視線移動の負荷が軽減され,膨大な医用画像データの診断を要する医師の負担軽減や作業効率化,さらに作業スペースの有効活用にも貢献する。

同社は本機を,スペースが限られる個人クリニックから複数台の医用モニターが煩雑化している大規模な病院まで,多種多様かつ複数の医用画像データを大画面で,効率的に読影できるエントリーモデルとして提案する。

主な特長

1.32型のワイドな大画面領域と800万画素の高解像度を実現
同社製医用画像モニターで最大サイズとなる32型のワイドな大画面領域と,800万画素の高解像度を実現したことにより,CT/MRI/超音波/病理などさまざまな画像を1画面に表示することができる。また,通常のフルHD対応モニターを使用した場合と比較し,高解像度のCT/X線透視画像(1024×1024)であれば,縮退することなく,等倍表示で6枚を同時に表示することが可能。複数台のモニターを見比べる際の視線移動の負荷を軽減し,効率的な読影作業をサポートする。

2.狭ベゼルの採用と軽量設計により,作業スペースに配慮したスリムデザインを実現
モニターの縁幅が狭い「狭ベゼル」の採用と軽量設計により,32型の大画面ながらスリムなデザインを実現。机上の作業スペースを有効に活用できるよう,配慮している。

3.モニター精度管理ソフトウェア「QA Medivisor Agent」(別売)に対応
個々のモニターの表示品質を維持・管理するために,キャリブレーション/受入試験/不変性試験/DICOM適合性試験などを各種ガイドラインに即して一元的に行う,同社製のアプリケーションソフトウェア「QA Medivisor Agent」(別売)に対応。モニターの品質状態が一目で分かる情報表示アイコンなどのユーザビリティに配慮し,直感的な操作が可能なインターフェイスを採用。さらに,各種機能を自動実行するスケジュール設定など,保守にかかる負担を低減するための多彩な機能を搭載している。

*本機には,機能制限版の「QA Medivisor Agent LE」を同梱。「受入試験」「不変性試験」を行うには,別売りのキャリブレーションキット「CAL-016」(QA Medivisor Agent ver.1.10以上)が必要になる。

4.各種センサー機能を搭載
・照度センサー:設置場所の照度に応じたキャリブレーションが行える。
・フロントセンサー:常時画面を監視し,輝度の安定化をすることができる
・人感センサー:人の動きを検知し,離席時は自動でモニターをパワーセーブ状態にするため消費電力を抑える。

製品情報
https://www.jvc.com/jp/pro/healthcare_sys/lineup/cl-r813/

 

●問い合わせ先
(株)JVCケンウッド ヘルスケア事業部
TEL 045-450-1890
https://www.jvc.com/jp/pro/healthcare_sys/

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