メディカル・データ・ビジョン,健診版PHRサービス「カルテコ」,リリース 検査結果の経年比較容易に,施設内オペレーション効率化

2022-5-31

医療情報システム(電子カルテ)

メディカル・データ・ビジョン


医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン(株)(以下MDV)が開発・提供するPHR(パーソナルヘルスレコード)サービス「カルテコ」について,MDVグループ会社の健診システムをすでに導入している施設向けに先行販売を開始する。MDVでは2015年6月に診療情報保管・閲覧サービスとしてスタートした「カルテコ」を,病気になる前の未病領域に拡大し,国民・生活者がより健やかな人生を過ごせるよう健康診断での活用を提案していく。

MDVグループの(株)システム ビィー・アルファが開発する総合健康管理システム「アルファビーナス」は,健診業務全般はもちろん,電子カルテ,臨床検査システム,画像システム等との連携が可能。今回,「アルファビーナス」導入施設に向け,健診版「カルテコ」の導入を提案していく。

「アルファビーナス」に「カルテコ」を連携させることで,これまで紙で確認していた健診結果を,受診者自身がスマートフォンなどを使ってWEB上でいつでも閲覧できるようになる。健診データを経年で容易に比較できるほか,要経過観察,要医療などの有所見となった受診者に同意の下で二次検診のお知らせメールを送る仕組みを整備し,早期発見・治療の実現を目指している。

カルテコ画面のイメージ

カルテコ画面のイメージ

 

【健診版「カルテコ」導入のメリット】
1. 健診結果を容易に経年比較  (受診者メリット)
2. 職員・従業員の健康管理  (受診者,事業主等メリット)
3. 施設内オペレーションの効率化  (施設メリット)
4. 有所見者への二次検診の受診勧奨  (受診者,施設メリット)

社会福祉法人賛育会が運営する賛育会病院の「アルファビーナス」を導入している健診施設「健康管理クリニック」では健診情報が「カルテコ」で閲覧可能になっており,2022年1月からは健診・人間ドックで撮影したレントゲン・マンモグラフィ・CT(コンピュータ断層撮影)・MRI(磁気共鳴画像診断)などの検査画像も閲覧できるようになった。

賛育会病院

 

【健康管理クリニック室長 島美奈子氏のコメント】
これまで受診者さま本人が健診の際にしか画像を見る機会がなく,「カルテコ」で見られるようになったことをお伝えすると「それは大事だね」「ありがたい」と,とても良い反応をいただくようになりました。
自分の健診情報が簡単に確認できることで,健康状態に関心を持ち,より強く意識するきっかけになると思います。

 

●問い合わせ先
メディカル・データ・ビジョン(株)
https://www.mdv.co.jp/

医療情報システム(電子カルテ)

メディカル・データ・ビジョン


TOP