東和ハイシステム,AI・音声歯周病検査システム P-Voice機能向上 WHO(世界保健機関)・FDI(国際歯科連盟)の国際基準FDI方式対応の歯周病検査システム Perio chart Pro. Voice 新登場
歯科DX革新的ソリューションで歯科検診機会増加へ対応 国民のQOL(クオリティ オブ ライフ)向上に貢献

2023-8-30

AI


東和ハイシステム(株)は,2023年4月18日にリリースしたAI・音声歯周病検査システム「P-Voice Dental Spirit(以下P-Voice)」の機能を大幅に拡張,歯周病検査の国際基準であるFDI方式*1にも対応可能なPerio chart Pro. Voiceを開発,完成した。

同社は,2021年11月より日立製作所と協創を開始し,日立のAI音声認識技術*2を活用して,音声で操作できる歯科医向け電子カルテの開発に取り組んだ。その結果,本年3月には,歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」をベースに,音声による電子カルテ操作機能(Karte-Voice),歯周病検査記録機能(P-Voice),患者との会話を録音し文章化・テキスト化する機能(Rec-Voice),これら3つの機能を集積した,AI・音声歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit AI-Voice(以下AI-Voice)」をリリースした。

その後,国の方針として示されている「国民皆歯科検診」への対応として,国民の検診機会の増加が予想される一方,歯科衛生士不足という歯科医療業界の課題解決に向け,歯周病検査と記録が一人で完結できるP-VoiceをAI-Voiceから切り離して,独立したシステムとして4月にリリースした。

P-Voiceは,音声発話により歯周病検査と記録を一人で完結でき,一般的な歯周病検査の検査項目に対応したシステム。今回,歯周病専門医の知見を得て改良を重ね,『Perio chart Pro. Voice』が完成した。

Perio chart Pro. Voiceは,専門的な検査項目を加え,項目の英語発話,入力画面の英語表記,印刷帳票類の表記等,FDI方式に対応可能になる。また,検査値の自動算出機能を備えている等,記録の手間が大幅に省け,歯科医師または歯科衛生士の負担を軽減できる。学会等での症例報告の資料作成においても効率的に運用できる特徴がある。一般的な歯周病検査から歯周病専門医レベルまで網羅し,検査記録から患者に渡す指導箋発行まで,一気通貫・一元管理を実現する。

健康長寿社会において歯周病対策は重要なテーマのひとつと同社は考えている。同社は,革新的ソリューションで歯周病検査における歯科DX実現を支援し,歯科医療現場の生産性向上に寄与し,引いては国民のQOL向上に貢献してゆきたいと願っている。

*1 歯式表現法のひとつで,WHO(世界保健機関)やFDI(国際歯科連盟)の国際基準
*2 「デジタル対話サービス」として提供している技術
デジタル対話サービスWebサイトURL: https://www.hitachi.co.jp/products/it/bigdata/service/bot/

■『Perio chart Pro. Voice』の機能概要について

『Perio chart Pro. Voice』の機能概要について

 

*3 歯式表現法のひとつで,日本を含め,中国,韓国などアジア圏で使用されている
*4 スマートグラスはメガネの形をしたウェアラブルデバイス。レンズの向こうにiPadやモニターの画面を120インチサイズ相当で投影できる

東和ハイシステムの主力商品である歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」は,厚生労働省のガイドライン(「電子カルテ三原則」真正性・見読性・保存性)に対応,「生体認証指静脈」を採用することで真正性を確保,セキュアDB「HiRDB」*5を採用することで監査証跡機能による情報漏えい,データ改ざんを排除したカルテ機能とiPad*6を用いたインフォームドコンセント機能,レセプト機能を統合し,これらを一元管理できるシステム。さらにプログラム自動配信などリモートサポートができる日立の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」*7を採用,歯科医院での受付から診療,会計までの一連の業務プロセス,データの安全安心な運用を支援してきた。このシステムとクラウドを活用した「オンライン診療システム.スマホで始まり,スマホで終わる.」を結合することで創り出された同社独自の世界観「It’s Hi Dental World」に,日立のAI音声認識技術と「Recware」*8の音声テキスト化機能を連携・融合させ,2023年3月業界初*9となるAI・音声電子カルテ統合システム AI-Voiceを発表し,2023年4月18日にはAI・音声歯周病検査システムP-Voiceをリリースした。

今回,P-Voiceを発展進化させ,歯周病専門医レベルの期待に応えられる国際基準FDI方式,AI・音声歯周病検査システム『Perio chart Pro. Voice』が完成し,発売開始する。
2022年9月期売上高は2,215百万円,経常利益は475百万円(経常利益率21.4%),自己資本比率 88.7%,PER 12.96倍,PBR 1.14倍,西日本を中心に23拠点,約100名の人財で営業サポートを行っている。
詳しくは,東和ハイシステムのウェブサイト(https://www.towa-hi-sys.co.jp/ )を参照。

*5 金融,公共,交通など社会インフラを支える高信頼ノンストップデータベース
*6 iPadは,Apple Inc. の商標
*7 オンプレミスからクラウドまで複雑化・多様化するITシステムを統合管理するソフトウェア
*8 (株)日立情報通信エンジニアリングの音声活用ソリューション。発話の音声をリアルタイムでテキスト化する機能を提供
*9 歯科業界において音声でのカルテ操作・入力機能が備わった製品販売は初となる。(東和ハイシステム調べ)

【参考資料】

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●問い合わせ先
東和ハイシステム(株) お問い合わせフォーム
医療従事者の方:https://www.towa-hi-sys.co.jp/inquiry_medical
その他事業の方:https://www.towa-hi-sys.co.jp/inquiry_other

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