メディカル・データ・ビジョン,PHR「カルテコ」の機能強化,ソニーがAIを活用した予測分析ツールで技術協力
発症リスク予測の対象疾患を拡大へ

2024-3-27

AI

ソニー

メディカル・データ・ビジョン


人が一生涯の健康・医療情報を自ら管理できるPHR(パーソナルヘルスレコード)「カルテコ」を開発・提供するメディカル・データ・ビジョン(株)(以下「MDV」)は,ソニーネットワークコミュニケーションズ(株)が提供するAI予測分析ツール「Prediction One(プレディクション ワン)」の技術協力を受け,カルテコの機能を強化する。

未来予測

 

国内最大規模の診療データベース(2024年2月末 実患者数4,674万人)を保有するMDVは,Prediction Oneの技術を応用することで,医療の発展・健康管理促進を支援する。Prediction Oneはこれまで,BtoB企業のサービスを開発・提供してきた。今回初めて,BtoCモデルのエンドユーザー向けサービスの提供をサポートすることになる。

■発症リスク予測,2024年9月末までに合計22疾患に拡大目指す

MDVはカルテコのさらなる機能強化に向け,Prediction Oneを活用する。具体的には,カルテコに付帯するサービスの一つである疾患発症リスクを示す未来予測機能「疾患リスクレポート」にPrediction One のAI技術を応用する。

現在のカルテコの「疾患リスクレポート」では,健康診断の結果から既存のロジックを使用し,6つの疾患の発症リスクを提示してきたが,Prediction Oneの予測分析サービスを応用することで,6疾患のほかに,2024年9月末までに発症リスク予測を合計22疾患までに拡大する。

現在,MDVはソニーネットワークコミュニケーションズのデータサイエンティストの支援により,PoC(概念実証)を実施しており,計6疾患のPoCを完了し,有効性を確認している。

=ソニーのAI予測分析ツールPrediction One とは=

ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するPrediction Oneは,機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても数クリックの簡単な操作で予測分析ができる非専門家向けAI予測分析ツール。               

ソニー独自開発の自動モデリングによって高い予測精度を実現し,AIモデル開発における専門性を要する部分を自動化し,業務負担を軽減する。予測とともにその根拠も合わせて提示されるため,次のアクションが取りやすいことも特長の一つである。

 

●問い合わせ先
メディカル・データ・ビジョン(株)
広報室 担当:君塚,赤羽,汲田
TEL:03-5283-6911(代表)
MAIL:pr@mdv.co.jp

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