ビーライズ,XR技術を活用した災害・防災・救急医療教育の革新的サービス構築を開始
ビーライズ,災害・防災・救急医療分野における社会課題解決を目指し,新たな価値創造を実現する革新的な取り組みのためCaptain Ambulanceと連携協定締結
2025-11-20
XR/AI技術を活用したシステム開発やデジタルツイン構築を手掛ける(株)ビーライズ(以下「ビーライズ」)は,救急医療に関する「戦略コンサル×政策実行×事業保有」を同時に行うイノベーション企業の(株)Captain Ambulance(以下「Captain Ambulance」)と連携協定を締結したことを発表した。
本連携協定により,ビーライズのXR/AI/デジタルツイン技術とCaptain Ambulanceの救急医療分野のノウハウを融合し,より実践的で効果的な災害・防災・救急医療に対するサービスを構築。
社会課題解決と地域社会の安全を向上させることの出来る革新的なソリューションの開発・提供を目指していく。
1. 背景
近年,医療・救急現場では,高齢化や感染症対応,救急出動件数の増大など,多種多様かつ複雑なニーズへの対応だけでなく,適切かつ迅速な処置・判断が求められている。こうした現場の高度化に伴い,救急救命士や医療従事者に求められる知識・技術の水準も高まりつつあり,継続的かつ効果的な能力開発の重要性が高まっている。
ビーライズは,これまでVR/AR/MRなどのXR技術を通じて,建設・製造・医療をはじめとする多彩な業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援してきた。
一方,Captain Ambulanceは,医療機関,自治体に対して,救急医療・病院経営・新規事業開発を中心とした戦略策定や政策実行支援をしてきた。
今回の連携により,XR技術の可能性を最大限に活かした災害・防災・救急医療現場に対応する教育ソリューションを構築し,実践的かつ効果的な教育を実現するためのプロダクト開発を目指す。
左:Captain Ambulance 代表取締役 河野多加志 氏 右:ビーライズ 代表取締役 波多間俊之 氏
2. 業務連携の概要と目的
1. XR技術を活用した医療教育の革新
最先端XR技術(VR/MRなど)を駆使して,災害・防災・救急医療分野における教育効果を大幅に向上させる。これにより,従来の訓練方法では体験できなかったリアルで臨場感のある学習環境を提供し,現場対応能力を強化する。
2. 社会課題の解決と地域社会の安全・持続的発展の実現
災害や救急対応の現場で適切かつ即応力を高める教育ソリューションを提供することで,社会課題の解決に寄与する。また,地域社会の安全性向上と持続可能な発展を支えるための新しい教育プロダクトを開発する。
3. 救急救命士の新規教育および再教育の推進
救急救命士や医療従事者に対して,新規教育および再教育双方に対して高い教育効果が見込めるソリューションを提供することを目指す。その結果として,より多くの救急医療に関わる医療従事者が,効果的に技術と知識を習得することを目標とする。
4. 新規事業の立ち上げと新規顧客の開拓
両社は,これまでの専門知識と技術を活用し,信頼関係のもとで新サービスや新規事業を立ち上げるとともに,顧客開拓を行う。この提携により,社会的ニーズに応じた革新的なサービスを提供する。
3. 今後の展望
本連携を通じ,XR技術を駆使した革新的な医療教育ソリューションを開発し,救急救命士や医療従事者に向けた革新的なサービスを提供する。これにより,救急現場での適切な処置・判断能力を高め,災害時等での対応力強化を図り,救急需要対策にも貢献していく。
4. 代表者コメント
ビーライズ 代表取締役 波多間俊之 氏
「Captain Ambulance様という頼もしいパートナーと共に,救急医療教育の未来を切り拓く取り組みを発表できることを大変光栄に思います。
私たちはこれまで,最先端のXR/AI技術を駆使し,様々な産業のDXを支援してまいりました。
一方でCaptain Ambulance様は,医療現場の最前線のニーズと持続可能な社会基盤づくりを熟知されています。
両社の強みを掛け合わせ ,デジタルツイン空間での実践的な訓練など,テクノロジーでしか実現できない「新しい学びの形」を構築します。
この取り組みは,救急現場の対応力強化という重大な社会課題を必ず解決する,確かな一歩となると確信しています。」
Captain Ambulance 代表取締役 河野多加志 氏
「現在,特に消防機関に属さない日本の救急救命士教育には,地域による教育環境の格差や症例経験の偏在,資格取得後の再教育制度の不十分さといった,看過できない課題が存在します。私たちはこれらの壁に対し,XRやAIといった先進技術を積極的に活用し,現場さながらの臨場感ある教育を全国どこでも実現できる仕組みを構築しようとしています。
救急救命士の育成は,地域住民の安心と命を守る最前線の礎です。経験の格差を,機会の平等へ。情熱とテクノロジーの力で,誰もが等しく現場力を高められる社会をつくる。そして私たちは,救われる命を一人でも多く増やすために,未来を自らの手で切り拓いていく覚悟です。」
●問い合わせ先
(株)ビーライズ 医療・防災XR事業部
担当者:菅近
TEL 082-264-2600
E-mail: contact@berise.co.jp
https://berise.co.jp/
