ウィーメックス,「Teladoc HEALTH」を活用したHCU/ERにおける和歌山県内の病病連携が開始
遠隔モニタリング・コンサルテーション等での活用を通じ,地域医療の維持・体制確保を支援

2026-1-29

遠隔診療

PHC(メディコム,ウィーメックス)


PHCホールディングス(株)傘下のウィーメックス(株)(以下「ウィーメックス」)は,和歌山県立医科大学附属病院(※1)と橋本市民病院(※2)をはじめとする県内医療施設が実施するHCU(※3)/ER(※4)での病病連携において,2026年1月より,リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」(※5)を活用した本格運用が開始されたことを発表した。和歌山県内での「Teladoc HEALTH」の活用,そしてHCU/ERでの実活用は,どちらも今回が初めてとなる。

#背景と課題

団塊世代が後期高齢者となる2025年以降,医療や介護の需要は一層増加し,持続可能な地域包括ケアのニーズが高まっている。
和歌山県では,救急出動件数が増加傾向にあり,特に高齢者の救急搬送が増加している。救急医療体制の堅持や高齢者の救急医療体制整備といった課題がある中,医師確保や医師の働き方改革の推進という課題にも直面している。また,和歌山県には,へき地診療所34施設,へき地医療拠点病院が6施設あり,民間医療機関からの医師派遣や市町の指定管理者制度によるへき地診療所の運営等も含め安定的なへき地医療を提供すべく多様な形態がとられている。しかし,へき地診療所数の減少や無医地区等数の増加,対象地域住民の高齢化やへき地診療所常勤医師の高齢化という課題も抱えている。(※6)

#解決策

和歌山県立医科大学附属病院は,ウィーメックスが提供するリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」を活用し,地域の医療を支える病院と連携することで,人手不足になりやすいHCU/ER(急性・回復期医療)の維持・向上や,限られた医療資源を有効活用しながら医療の質の標準化実現に向けた取り組みを行う。
具体的には,和歌山県立医科大学附属病院が「Teladoc HEALTH」のアプリを通じて,県内の医療施設に設置された「Teladoc HEALTH」デバイスにアクセスし,HCU/ERにおける緊急時の遠隔での診療支援や,生体モニターやカルテ情報等の医療情報連携も含めた回復期におけるモニタリング支援を実施する。
また,定期的に行われているカンファレンスでの活用も行われ,和歌山県立医科大学附属病院の専門医が接続し,支援先の医師・医療従事者との情報共有やコンサルテーション対応等の支援を行う。
活用方法や活用シーンに関しては,今後拡大に向け継続的に協議を進める。

和歌山県立医科大学附属病院(左),和歌山県立医科大学附属病院と橋本市民病院の連携の様子(右)

和歌山県立医科大学附属病院(左),和歌山県立医科大学附属病院と橋本市民病院の連携の様子(右)

 

#「「Teladoc HEALTH」の可能性は無限大」

和歌山県立医科大学医学部 救急・集中治療医学講座 教授/高度救命救急センター長 井上茂亮氏は遠隔医療支援開始の背景について次の様に述べている。

「医療現場では,限られた医療資源で対応せざるを得ない状況が続いており,その結果,救急医療における需要と供給の不均衡が顕在化しています。和歌山県の地域医療の疲弊を解決したいという思いがあり,和歌山県立医科大学附属病院 高度救命救急センター長としてのミッションだと考えました。同じ思いを共有する和歌山県の医務課と協力し,どうすれば疲弊する地域医療をサポートできるかの解決策として遠隔集中治療という選択に至りました。」

「私は,遠隔医療は地場産業というふうに最近は考えています。HCUでの活用や,院内急変時にERでコミュニケーションを取る際,可動式であることが必須になります。また,高精度のカメラ機能を有していないと,生体モニターや検査画像,処置の様子や患者さんの状態といった,判断に必要な情報を見ながらのコミュニケーションが取れないということがある為,そういった中で「Teladoc HEALTH」は動けるモバイルツールとして非常に期待しています。「Teladoc HEALTH」の可能性は無限大だと思っており,集中治療や救急の枠を超えて,遠隔診療で活用可能だと思います。訪問診療や災害対策でも十分に使え,裾野は非常に広いのではないかと思います。」

今回の病病連携で活用される「Teladoc HEALTH TV Pro 300」(※7)は,持ち運べるコンパクトさと高性能なカメラを兼ね備え,「医療MaaS(※8)車両への搭載」や「訪問診療」「手術支援」など,シーンを選ばずオールマイティに活用可能な新製品(2025年10月発売開始)。今回の病病連携では橋本市民病院と他医療機関にそれぞれ2台ずつ,計4台の「Teladoc HEALTH TV Pro 300」が導入され,和歌山県立医科大学附属病院に既に導入されている機体と接続することで,主にHCU/ERにて活用される。

ウィーメックスは,リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」を通じて,これまで培ってきた地域医療連携の繋がりを基に,今後も,地域医療の維持・さらなる強化を支援し,医療の質や持続可能な提供体制の確保に貢献していく。

(※1)和歌山県立医科大学附属病院
https://www.wakayama-med.ac.jp/hospital/index.html
・所在地 :和歌山県和歌山市紀三井寺811-1
・病院長 :西村 好晴
(※2)橋本市民病院
https://hashimoto-hsp.jp/
・所在地 :和歌山県橋本市小峰台二丁目8番地の1
・事業管理者:古川 健一
・病院長 :駿田 直俊
(※3)HCU:High Care Unit(高度治療室)
(※4)ER:Emergency Room(救急外来)
(※5)リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」ブランドサイト
https://www.phchd.com/jp/bx/telehealth
(※6)第八次和歌山県保健医療計画(令和6年3月策定)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/050100/iryokeikaku/keikaku.html
(※7)リアルタイム遠隔医療システム 「Teladoc HEALTH TV Pro 300 Cart」を日本で新発売
~あらゆる医療現場にフィットする"スタンダードモデル"~
https://www.wemex.com/news/20251009_160.html
(※8)医療MaaS:高齢者の通院負担や医師の移動負担を解決するため,医療とモビリティ,ICTを組み合わせた取り組み

#リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」について

専門医の少ない医療機関と遠隔地の専門医をオンラインで繋げる,リモート操作可能なリアルタイム遠隔医療システム。超音波診断装置などの周辺医療機器と接続し,患者の容体を短時間で把握することができる。遠隔地にいる医師主導で操作を可能とし,現場にいるような感覚で情報を取得できる。「TV Pro 300」は,「Teladoc HEALTH」シリーズ最高性能のカメラ「70倍相当ズーム」かつナイトビジョン対応で,コンパクトで持ち運びができ(本体重量約3.5kg),壁や車体などに取り付けられるため様々な医療現場で活用が可能。

※リアルタイム遠隔医療システムのラインナップ。本製品には医療機器に該当する機能は含まれていない。

※リアルタイム遠隔医療システムのラインナップ。本製品には医療機器に該当する機能は含まれていない。

 

●問い合わせ先
ウィーメックス(株)
E-mail:tky-mc_pr_alignment@ml.wemex.com
https://www.wemex.com/

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