クラウドネイティブレセコン一体型電子カルテを提供するヘンリー,生成AIを活用した「文書生成支援機能」を提供開始
診察内容からカルテ原案を自動提案し,医師の働き方改革を推進
2026-3-5
中小病院向けのクラウドネイティブレセコン一体型電子カルテを展開する(株)ヘンリー(以下 ヘンリー)は,医師の事務負担軽減および医療の質向上を目的として,生成AIを活用した「文書生成支援機能」をリリースする。
本機能により,診察内容からカルテ記載に必要な情報の抽出・構成をAIが提案し,医療従事者の業務効率化を支援する。
■背景:医師の働き方改革と「対話」時間の確保
2024年4月より「医師の働き方改革」が本格施行され(※1),医療現場では時間外労働の削減と業務効率化が急務となっている。特に診察と並行して行うカルテ作成業務が大きな負担となっており,医師がPC画面に向き合う時間が長くなることで,患者との対面時間が十分に確保できないといった課題があった。
医療DXの本質は,テクノロジーによって医師を煩雑な事務作業から解放することにある。同社は,AIがカルテ作成を支援することで,医師が患者と向き合う時間を創出し,医療の質の向上と持続可能な働き方の両立を目指す。
また,令和7年度補正予算による「医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業」(※2)は,「生成AIを活用した各種業務支援サービス」を支援対象としており,今回リリースする「文書生成支援機能」は,こうした行政の事業や診療報酬制度における医療AI活用支援にも沿うものである。
■新機能の概要
本機能は,生成AIを活用して診察中の対話から,適切な医療文書(カルテ記載)を自動構成するもの。
・主な特徴:診察内容の要約,SOAP形式など構造化されたカルテ原案の自動生成。
・期待される効果:カルテ入力時間の短縮による医師の心理的・肉体的負担の軽減,及び既往歴を網羅的に観れることによる,医療行為の質向上。
・3省2ガイドライン(※3)およびAI事業者ガイドライン(※4)に対応。入力された情報は国内で処理され,学習も行われない。
■今後の展望
(株)ヘンリーは,今後も生成AIを活用した機能拡張を継続的に実施している。 直近では,作成に多大な時間を要する「退院サマリ」の自動作成支援機能など,多岐にわたる医療文書作成をサポートするロードマップを策定している。 同社は,クラウドネイティブな基盤を活かしてAI技術を社会実装し,医療従事者がより専門性の高い業務に専念できる環境を構築することで,次世代の医療DXを推進していく。
■安心・安全への取り組み
本機能において入力された診察データ,音声データ,および生成された文書内容は,AIモデルの学習に利用されるこはない。 データは高度に暗号化された状態で処理され,外部に漏洩することなく,プライバシーが厳重に守られた環境で提供される。同社は引き続き,医療機関が安心してテクノロジーを活用できるよう,強固なセキュリティ体制の構築に努めていく。
※1 出典:https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001129457.pdf
※2 厚生労働省HP「医療分野における業務効率化・職場環境改善支援事業について」https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70522.html
※3 厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」および総務省・経済産業省「医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン」
※4 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン」
●問い合わせ先
(株)ヘンリー
Email:sales@henry.jp
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