アイラト,アジアの民間先進クリニックとAI放射線治療計画支援の共同研究を開始
シンガポール初の民間放射線治療専門クリニックAAROの中核施設CSRと連携し,前立腺がんSBRTを対象にAI要素技術の臨床適応を検証
2026-4-30
放射線治療領域のAI開発を手がけるアイラト(株)は,シンガポールの放射線治療専門クリニックグループ Asian Alliance Radiation & Oncology(以下「AARO」)の中核施設 Centre for Stereotactic Radiosurgery(以下「CSR」)と,前立腺がんに関する放射線治療計画支援AI要素技術の共同研究契約を2026年4月20日付で締結し,研究開発を開始した。
■背景と本共同研究の意義
AAROは2015年に設立された,シンガポール初の独立系民間放射線治療クリニックグループ。創設メンバーはシンガポール国立がんセンター(NCCS)出身の放射線臨床腫瘍医で,東南アジアにおけるStereotactic Body Radiation Therapy(SBRT/体幹部定位放射線治療)プログラムを先駆的に立ち上げた実績を持つ。メイン治療施設であるCSRに加え,シンガポール主要私立病院内に複数の診察拠点を展開している。
■ 共同研究の概要
本研究では,CSRから提供される前立腺がんSBRTの匿名化データを用いて,シンガポールの臨床現場に適応したAIモデルの構築と有用性検証を進める。本研究は,CSR(シンガポール)のような専門特化型の臨床現場に適応した,特定の臓器部位に対するAIモデルの構築と検証に焦点を当てており,まずは前立腺SBRTから着手する。
実際の匿名化臨床データを用い,AAROの専門医を研究パートナーとして迎えることで,シンガポールの実臨床ニーズに応えるAIモデルを構築し,アジア地域における放射線治療の質向上に貢献していく。
研究期間は2026年から1年間を予定しており,結果に応じて次フェーズへの拡張を検討する。
■ アイラト(株) 代表取締役CEO 木村 祐利氏 コメント
「東南アジアにおけるSBRTを先駆的に立ち上げた経験を持つAAROと連携できることを,大変心強く感じています。臨床の最前線で培われた知見とアイラトのAI技術を融合させ,前立腺がんSBRTを起点に,シンガポールの医療現場に即したAIモデルを構築してまいります。」
■AARO創設者・国際定位放射線手術学会(ISRS)理事 Dr. Daniel Tan氏 コメント
「アイラト社のAI技術との協業により,AAROがこれまで歩んできた道のりは,一つの大きな節目を迎えました。10年以上前にシンガポールおよび近隣地域で初の前立腺SBRTプログラムを立ち上げた当院にとって,その知見をAIモデルとして『永続化』させる機会を得たことは,極めて重要な意義を持ちます。この取り組みを通じて,提携施設を含むより多くの患者様へ前立腺SBRT治療の門戸を広げると同時に,最高水準を誇る治療計画の質を,将来にわたって担保し続けてまいります。」
●問い合わせ先
アイラト(株)
https://airato.jp/
