富士フイルム,上部消化管用拡大スコープ「EG-860Z」,下部消化管用拡大スコープ「EC-860ZP/M」,「EC-860ZP/L」新発売
新型レバースイッチを採用し,スムーズな拡大操作を実現

2026-5-7

内視鏡

富士フイルム


富士フイルム(株)は,LED光源搭載内視鏡システム「ELUXEO(エルクセオ)」用の消化管用拡大スコープの新ラインアップとして,高解像度CMOSセンサーを搭載し,ハイビジョン画質を提供する上部消化管用拡大スコープ「EG-860Z」,下部消化管用拡大スコープ 「EC-860ZP/M」,「EC-860ZP/L」(以下,「EC-860ZP」とする)を,富士フイルムメディカル(株)を通じて2026年6月より発売する。上部・下部消化管の拡大スコープがラインアップに加わることで,日常診療における内視鏡検査の幅広いシーンにおいて,800シリーズスコープのさらなる活用が期待される。
同社は,5月8日~10日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される「第111回日本消化器内視鏡学会総会(JGES2026)」にこれらの製品を出展する。

上部消化管用拡大スコープ「EG-860Z」  下部消化管用拡大スコープ「EC-860ZP/M -H-」

 

今回発売する上部消化管用拡大スコープ「EG-860Z」と下部消化管用拡大スコープ「EC-860ZP」は,高解像度CMOSセンサーを搭載し,さらなる高画質化を実現。ノイズの少ないハイビジョン画質を提供する。操作部にはレバースイッチを採用し,拡大操作を直観的に行える形状としている。また,スコープの手元側をたわみにくいコシのある挿入部仕様とすることで,術者の操作が先端に伝わりやすく,挿入性と操作性の向上が期待できる。
なお,下部消化管用拡大スコープ「EC-860ZP」は,検査環境や目的に応じた選択が可能となるよう,軟性部の硬さが異なるミドル長2タイプ(EC-860ZP/M -S-,EC-860ZP/M -H-)とロング長(EC-860ZP/L)の計3タイプを展開する。

富士フイルムは,今後も独自技術を生かし,医療現場のニーズに応える幅広い製品・サービスの提供を通じて,さらなる医療の質・効率・安全性の向上,人々の健康の維持・増進に貢献していく。

1.品名

上部消化管用拡大スコープ EG-860Z
販売名:電子内視鏡 EG-860Z
認証番号:306AABZX00036000

下部消化管用拡大スコープ EC-860ZP/M -H-,EC-860ZP/M -S-
販売名:電子内視鏡 EC-860ZP/M
認証番号:306AABZX00020000

下部消化管用拡大スコープ EC-860ZP/L
販売名:電子内視鏡 EC-860ZP/L
認証番号:306AABZX00019000

2.発売日

2026年6月

3.主な特長

(1)高解像度CMOSセンサーを搭載しハイビジョン画質を提供
高解像度CMOSセンサーを搭載し,ノイズの少ないハイビジョン画質を実現した。粘膜表層の微細な血管模様や構造の視認性向上が期待できる。また,炎症の状態把握や微小な病変の視認をサポートする画像強調機能として「BLI」*1や「LCI」*2に対応している。さらに,LED光源搭載内視鏡システムの「ELUXEO8000システム」*3と組み合わせることで,血液の色の濃淡(出血点など)の視認性を改善することを意図して開発された「ACI」*4も使用可能である。

*1 臓器の粘膜表層の微細な血管や,粘膜の微細な構造などを強調して表示する機能。「Blue Light Imaging」の略。
*2 画像の赤色領域のわずかな色の違いを強調して表示する機能。「Linked Color Imaging」の略。
*3 販売名:プロセッサー EP-8000 認証番号:305AABZX00037000
本内視鏡も組合せの一例として含む
*4 血液の色の濃淡や微妙な色の違いを強調表示する機能。「Amber-red Color Imaging」の略。

(2)新拡大操作部レバースイッチでの直感的な操作性を実現
新たに拡大操作部にレバースイッチを採用し,上下方向の拡大操作が可能となった。拡大時の微調整を行いやすくするとともに,レバー位置をアングルノブ近傍に配置することで,操作時の手元動線を考慮した設計としている。また,スコープ1本でステップズームおよび連続ズーム2種類のモードを切り替えて使用することが可能。従来機種で提供しているズーム機能を維持しつつ,スムーズな拡大操作を実現することで,検査・処置時の手技をサポートする。

(3)高弾発グラデーション軟性部開発で挿入性向上に期待
挿入部は先端から手元にかけて硬さを連続的に変化させた軟性部構造「高弾発グラデーション軟性部」を採用している。先端側は柔軟性を持たせ,手元側はたわみにくいコシのある構造とすることで,操作時の力が先端部に伝わりやすい設計とした。これにより,上部消化管用拡大スコープ「EG-860Z」では十二指腸,下部消化管用拡大スコープ「EC-860ZP」では上行結腸など深部への挿入が求められる場面においても,挿入性の向上が期待できる。

(4)下方向湾曲角度160°に対応し,病変部へのアプローチ性の向上に期待(EG-860Zのみ)
内視鏡検査・治療では,医師はスコープの先端部を上下左右に湾曲させながら,さまざまな部位に存在する病変の診断・治療を行う。上部消化管用拡大スコープ「EG-860Z」では,下方向の湾曲角度を従来機種*5の90°から160°に拡大した。これにより,胃噴門部や十二指腸などこれまでスコープが届きにくかった部位にもアプローチできることが期待される。

*5 販売名:電子内視鏡 EG-760Z 認証番号: 227AABZX00042000

 

●問い合わせ先
富士フイルムメディカル(株)
マーケティング部
E-mail:shm-fms-hansoku@fujifilm.com

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