Claris FileMaker 2026,2026年6月10日提供開始
- 40年の実績を基盤にさらに進化し,AI 拡張,災害復旧と事業継続,開発者生産性を強化-

2026-6-10

AI

クラリス(FileMaker)


Claris FileMaker 2026

Apple 100% 子会社の Claris International Inc. は2026年6月10日,ローコード開発プラットフォーム「Claris FileMaker」 の最新バージョン FileMaker 2026 の提供開始を発表した。本リリースでは,Claris FileMaker Server 向けに災害復旧と事業継続(BCDR)を実現する 2つの新しいアドオンサービスを新たに提供開始するとともに,開発者生産性の向上,AI 機能のさらなる拡張,インフラの信頼性強化など,数十に及ぶ機能強化を実施している。

FileMaker は 40年以上にわたり,世界中でビジネス向けカスタム App の基盤として選ばれてきた。今回のリリースは,FileMaker 開発者コミュニティから直接収集したフィードバックを色濃く反映したものとなっており,「開発効率」「ミッションクリティカルなデータの保護」「将来のエージェント型開発への備え」という 3つの優先課題に応える。

Claris の CEO ライアン マッキャンは次のように述べている。
「信頼性と回復力こそが,お客様との長期的な信頼関係を生み出します。Claris FileMaker 2026 は,目的に特化した災害復旧と事業継続の機能を提供するとともに,開発者の日々の作業体験を向上させる機能強化を実現し,次の 10年の開発に向けた基盤を築きます」

FileMaker 2026 の新機能の詳細はこちら
https://content.claris.com/ja/fm2026-whats-new

Claris FileMaker 2026

 

FileMaker Server のデータ保護を大幅に強化

ハードウェアの障害,ネットワークの停止,人為的なミスなど,あらゆる規模の企業が予期せぬサービス中断のリスクにさらされており,ダウンタイム,データ損失,そして顧客からの信頼失墜を避けるべく対策を講じる必要がある。FileMaker Server 2026 は,こうしたリスクに備える 2つのアドオンサービスを提供する。

▶︎FileMaker Server Remote Backup
20分ごとの増分バックアップを Apple が管理する安全なクラウドストレージに自動保存し,障害発生後の迅速なデータ復元をサポートする。ランサムウェア攻撃,データ損失,ハードウェア障害からビジネスデータを守る。サードパーティ製ツールは不要で,FileMaker Server に標準搭載された管理コンソールで設定・管理が完結する。

▶︎Standby Server
プライマリ(本番)サーバーと常時同期するセカンダリ(予備)サーバーを構築し,障害発生時やメンテナンス時のダウンタイムを最小化する。切り替え作業は数分で完了するため,長時間のサービス中断を防ぎ,迅速な通常業務への復帰を可能にする。

FileMaker Server Remote Backup と Standby Server を組み合わせることで,FileMaker 専用に設計された災害復旧と事業継続(BCDR) アーキテクチャが完成する。

FileMaker Server Remote Backup と Standby Server について
https://www.claris.com/ja/blog/2026/claris-filemaker-server-2026-makes-it-simple

AI 機能をさらに拡張。データプライバシーは損なわない。

FileMaker 2026 は,AI モデルがデータをより深く理解できる新ツールを追加し,プラットフォームに組み込まれた AI 機能を大幅に強化する。

対応 AI モデルの拡充として,既存の OpenAI,Anthropic,Cohere に加え,新たに Google Gemini が利用可能になった。組織のポリシーやユースケースに応じた最適なモデル選択が可能である。

ローカル LLM のサポート強化では,Claris AI モデルサーバーを介して社内環境で LLM を完全ローカル実行できるようになる。機密性の高いデータを外部に送出することなく AI の恩恵を安心して享受できる。

これまでフィールドコメントを活用して行っていた AI への連携指定が,本リリースでは新たに専用の「アノテーション機能」として実装され,設定が容易になった。フィールドに詳細な説明(メタデータ)を付与することで,AI はデータの文脈を正確に把握できるようになり,AI による回答の精度が飛躍的に向上する。また,AI に渡すデータと渡さないデータをフィールド単位で明確に制御できるため,個人情報や機密情報を AI モデルに送信する必要はない。

データプライバシーは,組織にとって最も重要である。Claris FileMaker の基本原則として,データは常に顧客の管理下に置かれる。

手間を減らし,開発に集中できる。開発者の生産性向上。

本リリースには,FileMaker 開発者コミュニティからの声を直接反映した,作業効率を向上させる数十もの機能強化が含まれる。日々の開発をより速く,より少ない手間で実現し,開発者の生産性と開発者体験を向上させるための改善である。以下がアップデートの一例である。

・再設計されたスマートインスペクタ(macOS)
・開発に集中できるスクリプトワークスペースの改善
・フィールド入力の細粒度アクセス制御
・新しい XML ツールによりバージョン管理や CI/CD を実現
・PDF 関連スクリプトステップの追加
・多様な解像度・表示環境に対応する画面表示倍率の柔軟な設定

安定したインフラ。スケールしても揺るがないサーバー基盤。

Claris FileMaker Server の処理能力と信頼性をさらに高める基盤強化を実施した。大規模な運用環境でも,安定のパフォーマンスを提供する。

・FileMaker Server スクリプトエンジン(FMSE)を並列実行。複数のプロセッサコアでスループットが向上する。
・Claris FileMaker Data API,OData,Web Publishing Engine が予期せず停止した場合でも,FileMaker Server が自動的に再起動を試みる。管理者の介入を待たずに,サービスの継続性を自律的に維持する。
・macOS Tahoe 26 および Windows Server 2025 に完全対応するなど,プラットフォームを更新
・IPv6 サポートの強化

アクセシビリティ強化で,すべてのユーザに使いやすい環境を。

Claris FileMaker WebDirect が,国際的なアクセシビリティ基準である WCAG 2.1 の準拠に向けて進化した。
本リリースには,スクリーンリーダーとの互換性の強化,フォーカス管理の改善,セマンティック HTML のアップデートが含まれる。既存のレイアウトは再設計不要で,FileMaker 2026 を使うだけで,自動的に今回のアップデートの恩恵を受けられる。
Claris は今後のリリースにわたって継続的な改善に取り組んでいく。

Claris の AI ロードマップは,さらに先へ。

今夏後半には,エージェント型開発機能の開発者プレビューを提供開始予定である。開発者がすでに使い慣れた AI コーディングツールで FileMaker を直接操作・構築できるようになる。FileMaker がエージェント型開発のプラットフォームに進化する。

FileMaker 2026 リリースノート
https://help.claris.com/ja/pro-release-notes

Claris の AI ロードマップ
http://www.claris.com/ja/blog/2026/how-claris-is-building-for-what-comes-next

 

●問い合わせ先
Claris カスタマサポート
TEL 03-4345-3366 / 050-3628-8844
受付時間 10:00~17:30 (祝日を除く月曜日から金曜日)
https://www.claris.com/ja/company/#japan-office

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