ノビアス,国立がん研究センター,旭中央病院,IVR・血管造影向けリアルタイム2D-3D画像支援技術に関する共同特許を出願
臨床におけるリアルタイム3D画像術中意思支援技術の高度化を可能に

2026-7-7

血管造影/IVR


(株)ノビアス(以下「同社」)は,国立研究開発法人国立がん研究センター ,地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院(以下「旭中央病院」)と共同で,リアルタイム2D-3D画像術中意思支援技術に関する特許を出願したことを発表した。

出願日:2026年06月24日

発明名称:医療用画像表示システム(通称:リアルタイム2D-3D画像術中意思支援技術)

出願人:
● (株)ノビアス
● 国立研究開発法人国立がん研究センター
● 地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院

発明者:
吉田幸弘,大川浩司

特許概要

本特許は共同研究成果を基盤として,術中に取得される2次元画像情報からリアルタイムに立体的な空間情報を生成・提示する画像支援技術に関するものである。
近年,放射線画像診断および画像下治療(IVR)領域では,高精度画像診断技術の進歩と低侵襲治療の普及に伴い,術中におけるリアルタイム画像支援技術へのニーズが世界的に高まっている。一方で,従来の3D-DSA(3次元血管造影)やCBCT(コーンビームCT)を用いた画像支援では,3次元画像の取得・再構成や術中画像との位置合わせに一定の時間を要することが課題となっている。
(従来技術)
術中に取得した画像データから3次元画像を構築・表示するまでに数十秒程度を要する場合がある

研究背景

術中に取得される2次元医療画像からリアルタイムに3次元構造を推定・可視化し,臨床ワークフローと連動した画像支援環境の実現。また,血管内治療においては,複雑に分岐する血管構造や重なり合う解剖学的構造を2次元画像のみで把握する必要があり,術者には高度な経験と空間認識能力が求められる。さらに,患者体動や呼吸による臓器移動,血管走行の重なりなどにより,病変や医療機器の位置関係を直感的に把握することが難しい場面も存在する。
こうした課題を背景として,国立がん研究センター中央病院,旭中央病院および同社は,2024年9月より共同研究を開始し,術中に取得される2次元医療画像からリアルタイムに立体的な空間情報を生成・提示する次世代術中画像支援技術の研究を進めてきた。

今後の展望

今後,本技術のさらなる性能評価ならび臨床的有用性の検証を進めるとともに,IVR(画像下治療),外科ナビゲーション領域へ医療機器の応用展開を視野に研究開発・技術実装・国内外メーカーとの連携・ライセンス展開も視野にいれ社会実装を推進していく。

最後に一文

本研究は,術者の空間認識を支援することで,診断・治療精度の向上および医療現場の負担軽減に貢献するとともに,将来的にはIVR,血管造影,外科ナビゲーション,EUS(超音波内視鏡),EBUS(気管支超音波内視鏡)など幅広い領域への応用を目指している。

会社概要

(株)ノビアスは,2016年創業,医療画像および人工知能技術の研究,自社開発,受託を行うAIテクノロジー企業。コンピュータビジョン技術,リアルタイム変換技術を活用し,次世代の産業画像技術・診断支援プラットフォームの開発を推進している。

 

●問い合わせ先
(株)ノビアス
TEL 042-683-1178
E-mail:info@novius.co.jp
https://www.novius.co.jp/

血管造影/IVR


TOP